出産は女性にとっての一大イベントです。なんといっても自分のお腹から命を生み出す。生命の不思議を自分の体を持って体験するわけですから…。
そのぶん、体の内側では大きな変化が起こっています。ホルモンバランスが激変し、骨格や骨盤、体重、体液までもが変化します。体質も変われば、食べ物の嗜好も変わります。それまでの心のある様子が変化することもあります。
この時期に、自分の身体と向き合うのは良い出産、良い子育てをするのに欠かせないことです。そのためには産後の骨盤矯正の整体を受けてしっかり産後のケアをしましょう。
赤ちゃんのためにも体のケアをしましょう
妊娠中はお産に向けて骨盤が開いて行きますが、自分で体をゆるめやすい状態にすることが子宮や胎盤をベストな状態にキープすることにつながります。「出産準備のためでなく」赤ちゃんの居心地のためにも、骨盤周りを柔軟にすることが大切です。
それは、産後も同様となるでしょう。赤ちゃんは、「お母さんの身体と心に」とっても敏感で、呼吸ひとつをとってみても、お母さんの様子はダイレクトに伝わってしまいます。そばにいるお母さんの呼吸が浅いと、出産後の赤ちゃんの夜泣きにつながることもあると言われています。
普段でもストレスや疲労がたまると呼吸が浅くなりますが、特に産後は体のダメージや慣れない育児のせいで、知らず知らずのうちに呼吸が早くなりがちです。自分の体をいたわり、ちゃんと向き合っているお母さんほど、「呼吸が安定し」「心も安定」しています。
だからこそ、お母さんには妊娠中だけでなく、出産後も自分の体とちゃんと向き合ってほしいものです。それはもちろん自分の美しさを保つためですが、赤ちゃんのためでもあるのです。
出産後は骨盤矯正で美しく生まれ変わりましょう
産後は女性の人生の中でも特別な時期です。体の変化が大きいぶん骨格や骨盤全体のリセットが自然にでき妊娠前の体型に戻すどころかそれ以上のプロポーションだって変化するでしょう。
また母乳育児中は2つの「母乳ホルモン」が出やすい状態にあります。1つは「プロラクチン」です。母乳を作るために、脂肪を燃やしてくれるホルモンがプロラクチンです。
もう1つは、乳首を吸われる刺激で分泌される「オキシトシン」です。親子の絆を強め、幸福感を生み出す働きがあるので、女性の美しさと、健康にプラスに作用します。
この2つのホルモンも、出産後のお母さんの体を作り変えるための強力な味方です。こうした変化を味方につければ、産後太りや産後のコリや痛みなどの体のメンテナンスは、比較的簡単になるでしょう。
その効果が最も高いのが、出産後6ヶ月頃までです。でも、育児から解放される3歳前後までは、お母さんの体も変化を続けます。もう遅いと諦めないで、産後、お母さんの身体が安定してきたら、産後の骨盤矯正と産後の骨盤ダイエットを取り入れていきましょう。
産後の骨盤や骨格の歪みを整えよう
女性にとっての骨盤は、そもそも子供を産むために存在する器官といっても過言ではありません。
そのため骨盤は、人間の骨格の中でも最も男女差が出る骨のひとつです。男性の骨盤は幅が狭く縦長で頑丈で、骨盤の中央には三角形に近いハート型の穴が空いてるのが特徴です。それに比べたら、女性の骨盤は幅が広く横長で、骨盤の中央の穴は胎児が通るための円形をしています。
また、骨盤周辺の関節は、男性より女性の方が柔らかく、自由度が高い分構造がもろいという特徴があります。こうした女性の骨盤の特徴は、どれも出産に備えてのものです。出産の時には骨盤の前面にある恥骨部が離れ、お尻の後ろの仙骨が上がり、坐骨が左右に大きく広がるというダイナミックな骨盤の動きで、赤ちゃんが通る産道が作られます。
出産直後はしっかり休んで体力回復
出産する際に、産道を作るために骨盤のバランスに変化があれば、当然それだけ相当なダメージがあります。
出産した直後は、日頃どれだけ体を鍛えようとも容易には起き上がれないというような状態になります。こうした産後直後には、体のダメージを回復させることが先決です。立ち上がったり、動いたりすると、めまいなどの体の不調が起こるばかりか、骨盤に重力がかかるため、回復を遅らせてしまうことになります。
出産後、一週間は絶対安静…、産後1ヶ月も授乳などの育児以外はなるべく横になり、体の回復を一番に考えるようにしましょう。産後1ヶ月までは寝ながらでも出来る産後ケアなどを参照しておこなうと良いでしょう。
また、骨盤を締める前にこわばらせてしまうのもよくありません。ゆったりと構え、リラックスして過ごすことを心がけましょう。体を緊張させたり、目を疲れさせたりするのは控えましょう。こうしたちょっとした心がけが、正しいスムーズな回復を促してくれるのです。
▶産後の骨盤矯正はこちら ≫
▶産後のお役立ち記事の一覧は ≫
▶ダイエットの記事一覧は ≫