セルライトの初期の際は見た目はあまりわかりません。しかし放っておくと段々とひどくなり見た目もひどくなります。
さらに症状が進んでいくとセルライトは非常に改善しにくい状態になってしまいます。今回はセルライトの6つの段階的なチェック方法を紹介します。

セルライトができてしまう原因
組織内では水分が滞っている状態です。そうすると老廃物の静脈やリンパ管からの回収速度が悪くなり老廃物が溜まりやすくなります。細動脈や毛細血管の血流が悪くなり、リンパ液は組織内にたまり始めてしまいます
。結果、タンパク質が付着してしまうのがセルライトです。女性に多く見られてお尻、太ももやふくらはぎにできやすいですが、二の腕や背中などにもセルライトはできます。

セルライトの6段階のチェック方法
これによりあなたのセルライトのレベルがチェックできますのでご覧ください。
まずは正常な部分をチェック
セルライトが付いていないと思われる正常な部分の皮膚と、皮下脂肪を一緒に両手でつまみます。親指とその他の指でこすり合わせたりひねったりしても皮膚の表面が凸凹やボコボコ波をうたなければ正常な状態です。
気になる部分をチェック
太ももやお尻など「セルタイトかな?」と思われ部部分を上記と同じように皮膚と皮下脂肪を一緒に両手でつまみます。
親指とその他の指でこすり合わせたりひねったりしたときに、皮膚の表面が凸凹したりボコボコ波を打ってしまうようならばセルライトができている状態です。
つままなくても凸凹したりボコボコ波が打つようならばセルライトがより悪い状態になっています。
レベル1:目立った症状はみられない
セルライトの初期症状で目立った凸凹やボコボコ波を打っていなくても、よく見るとそのような状態がわかるかもしれません。セルライトがさらに進行してしまう可能性があるので要注意です。

レベル2:手で押さえると凸凹に
セルライトの進行状況でむくみが気になる女性はチェックしてみましょう。手で押さえると少し凸凹しているのがわかる感じがこのレベルです。
血液やリンパ液の循環が悪く代謝が少し悪いことにより、老廃物が溜まりつつある状態です。知らぬ間に皮膚がアザになっていることはありませんか?それはセルライトの特徴で組織が損傷してしまっているからですね。
栄養素をあまり取り込めない毛細血管が切れやすくなっている証拠です。
セルライトレベル2の特徴
皮膚の表面には色ムラが現れます。指でつまんだりひねると厚くて柔らかい感触で多少痛みを感じるでしょう。
レベル3:皮膚の表面が完全に凸凹
セルライトの中間進行状況です。立った状態でもセルライトを確認でき、横になった状態で皮膚をつまんだりひねらなくても、皮膚の表面に凸凹を感じるでしょう。
酸素や栄養素が細胞に吸収されないため、皮膚の細胞やコラーゲンを生成する細胞が衰退化します。セルライト以外にも肌のツヤや張りも無くなる傾向で女性にとっては大敵ですね。
セルライトレベル3の特徴
冷えも感じるようになり、むくみがレベル2のセルライトより一層ひどくなります。リンパ管の循環が悪くなり体内の水分を処理しきれなくなりむくみとして皮下に溜まります。
その水分は汗腺や毛穴を押し上げ、凸凹やボコボコ波を打つ感じが完全に目立ちます。それはオレンジの皮のように見えるので「オレンジピール・スキン」と呼ばれています。オレンジピール・スキンはセルライトの典型的な状態といえるでしょう。

レベル4:皮膚が冷たく波をうつ
セルライトの重度のレベルです。レベル3よりもさらに症状が悪くなると、脂肪細胞がさらに異常増殖、異常肥大して組織に食い込み始めている状態です。
太い線維にとりかこまれた脂肪細胞は水分を閉じ込めてしまいます。線維の硬くなった部分と柔らかい部分との圧力の質の違いで皮膚の表面は立っていても横になっていても、波を打つように凸凹になっている状態です。
見た感じがマットレスを巻き付けているように見えるので「マットレス・スキン」と呼ばれています。
セルライトレベル4の特徴
静脈やリンパ管の循環はさらに悪化している状態になります。老廃物や毒素が滞り静脈やリンパ管に損傷がみられます。血液循環は悪くなり冷えも強く感じるでしょう。
セルライトレベル4の状況の改善は自分ではなかなか難しいでしょう。専門の美容整形外科やエステサロンなどで施術してもらった方がよろしいかと思います。

レベル5:皮膚のヒートアイランド
セルライトの中重度のレベルです。このレベルになると皮膚の表面を触ると凸凹やボコボコ波をうつ感じがより顕著となります。
肌のうるおいは無くなり、さらに弾力やハリが失われる状態になります。
セルライトレベル5の特徴
硬く変形し、痛みを伴うことがあります。血液は入り交わったセルライトの組織を避けるように流れます。
その組織を迂回することにより、新しく血液が流れるようになった組織の一部分は滞った老廃物や毒素を一斉に促そうとします。その時に組織の一部分に血液が大量に流れ込みます。
「ヒート・アイランド」といって、冷えた組織の一部に熱く感じる部分があることをいいます。

レベル6:蜂の巣のようなハニカム構造
セルライトの最重度の状態です。今までの凸凹よりもさらにひどく、凸凹の溝が深くなるでしょう。
セルライトレベル6の特徴
血流がかなり悪くなった状態になり、コラーゲン線維に頑丈に結合された脂肪細胞は脂肪を促すことができなくなります。次から次へと脂肪が流れ込んできますので線維はますます量が増えて太くなり、脂肪・水分・線維の蜂の巣のようなハニカム構造を形成してしまいます。
日々のケアでセルライト予防
セルライトは放っておくとどんどん悪いレベルになります。日々のケアがものをいいます。お風の中にマッーサージやお風呂上りや寝る前に手持ちの筋膜ローラーなどで帆くすことにより予防できますので是非お試し下い。
