前回は「日本人が内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)になりやすい理由」を紹介しましたが今回はダイエットをしていてもなかなか痩せないのは糖質を過剰に摂取していることに対して紹介します。
ついつい口が寂しいから食べてしまう、小腹が減った~食べちゃおう、デザートは別腹…色々な誘惑がありますが避けるべき食材や栄養素を紹介します。

食べすぎ、飲みすぎ運動不足で一番太るのは?
今までも多く紹介しましたが内臓脂肪がたまってしまう原因は「過剰摂取、飲みすぎ、運動不足」です。その中でもついつい食べてしまう甘い誘惑…。
やせたいと思っている女性は誰もが分かっているし、お医者さんやエステシャン、柔道整復師や整体師の方は皆さんに強く伝えていると思います。一番太る原因は食べ過ぎが原因です。食べ過ぎた中で内臓脂肪などの体脂肪になり、一番太る栄養素は「糖質」です。
どうして「糖質」が一番太るの?
ここでは糖質が一番太ってしまう3つの要素を紹介します。
①エネルギーの過剰摂取
糖質は体内でスピード感をもってエネルギーに変換されます。しかしその反面、糖質を過剰に摂取しすぎると糖質は身体に脂肪へと蓄積されます。

②インスリンが多く分泌される
甘い物を食べたくなり糖質を摂取すると血糖値が上昇します。その時に膵臓から「インスリンというホルモン」が分泌されます。血圧の上昇を抑えるためにインスリンは身体の細胞にエネルギー源になるブドウ糖を取り込む役割があります。
しかし、インスリンが過剰に分泌されたり体の細胞がインスリンに対して抵抗性があるときには脂肪として蓄積されてしまいます。
③血糖値の急激な上昇や下降
糖質の高い食事をすると血糖値の値が急激に上昇と下降の原因となります。それは空腹感や次の食事の欲求で必要以上に多く食事をし、エネルギーの過剰摂取につながり脂肪の蓄積になります。
三大栄養素の「糖質」の役割とは?
食事における三大栄養素の「糖質」について紹介します。

糖質の役割とは?
糖質は体の成分にはならず、体内でブドウ糖に分解されすぐに使える「脳のエネルギー源」として使われ重要な役割を担っています。糖質が不足すると集中力や判断力が低下します。その他、筋肉や内臓の動きや活動にも大変役立っています。
糖質を含む食材は?
▶主食類
・ご飯やお餅
・パン(特に食パン、フランスパン)
・麺類(うどんやラーメン、パスタ)
・粉物(お好み焼き、たこ焼き)
に多く含まれます。
▶根菜類
・さつまいも
・ジャガイモ
・長いも
・レンコン
・片栗粉
・くずきり(乾燥)
・緑豆はるさめ(乾燥)
▶甘い物・加工食品
・砂糖
・はちみつ
・ジャム
・メープルシロップ
・ケーキ
▶果物(フルーツ)
・リンゴ
・柿
・日本ナシ
・バナナ
・桃
・ブドウ
▶乳類、乳製品
・牛乳
・ヨーグルト
・練乳
・アイスクリーム
・ソフトクリーム
▶お菓子類
・どら焼き
・ようかん
・ショートケーキ
・シュークリーム
・ポテトチップス
・ミルクチョコレート
・みたらし団子
▶飲料
・コーラ
・ジュース
・スポーツドリンク
・カフェラテ
・フラペチーノ
・発泡酒
・ビール
・梅酒
・日本酒

〆のラーメンや甘いのは別腹は脳の錯覚
お父さんたちがお酒を飲んだ後に〆のラーメンや女性たちの甘い物は別腹は血糖値の影響や脳の錯覚で起こります。
お腹がいっぱいでも食べたいと思うのはどうしてでしょう?
〆のラーメンが食べたくなるのはなぜ?
お酒を飲むと血糖値が下がります。その時は身体は炭水化物の糖質を欲します。また、アルコールの影響により自制心も低下し、締めのラーメンの誘惑を抑制できなくなります。
さらにラーメンに含まれる塩分、脂質、うまみ成分の(グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸)が脳の満腹中枢を麻痺させます。

食事後の甘い物は別腹は内臓脂肪に
女性が良く聞くのが「食後の甘いデザートは別腹」です。それは〆のラーメンと同じで脳の刺激や錯覚によるものが正体です。
食べた後にお腹がいっぱいでも甘いデザートやスイーツを見ると脳の「情報系」が刺激されることにより、また食べたいと食欲が出てしまいます。
脳の神経伝達物質の命令でセレトニン(精神を安定、安心感をもたらす)やドーパミン(幸福感、快楽感)の分泌によりとても幸せな感覚になります。抑制力がなければ日々の感情にさいなまれます。
糖質は過剰に摂りすぎると脂肪として蓄積されるので当然体重が増えてしまいます。

●糖質が一番太るのはなぜ?のまとめ
・エネルギーの過剰摂取
・糖質は内臓脂肪になりやすい
・主食の米やパン、麺類が太る
・根菜類、乳製品、甘い加工食品には注意
・果物やお菓子にも糖質がある
・甘いものは別腹でなく内臓脂肪に
・〆のラーメンも内臓脂肪に
糖質が一番太りやすいのでダイエットには糖質の摂取量を意識するのが重要です。
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