なで肩といかり肩の違いは?肩の形で肩こり予防方法

肩こりは日本人の90%以上の方が悩まれている言われていて、その原因の1つとして肩の傾きから肩こりを誘発てしまいます。

代表的な肩の傾きとして肩が下がってるタイプの『なで肩タイプ』と肩が上がってるタイプの『いかり肩タイプ』があります。

実はこの『なで肩』と『いかり肩』は日本人の3人に1人がどちらかに当てはまるとも言われるくらい気づいていない方も多いです。

そこで今回は意外に多い肩が下がっている『なで肩タイプ』と肩が上がっている『いかり肩タイプ』についてお話ししていきたいと思います。

『なで肩』と『いかり肩』の違いとは?

なで肩とお借り型の違い

『なで肩』は見た目がなでおろしたようになだらかに下がった肩の方の事をいいます。

鏡を見た時に左右の肩の傾斜のラインが下がっていて見た目が首が細長く見えたり、肩幅が狭くみえたりするのが特徴的です。そのため『なで肩』は女性の方にとっては羨ましがられるスタイルと言えるでしょう。

一方『いかり肩』は肩が上方に上がってしまっている肩のタイプの方を紹介します。鏡を見た時も『なで肩』とは真逆に左右の肩の傾斜のラインが水平よりも上に上がっています。

視覚的に肩周りも広くがっしりたくましく肩幅も大きく見え、首周りが短くみえるのも特徴です。

『なで肩』と『いかり肩』の最も大きな違いとして、鎖骨と肩甲骨の位置が特徴的に違ってきます。肩が下がってる『なで肩』は鎖骨が上向きになり肩甲骨も上に上がって歪んできてしまいます。

一方で肩が上がっている『いかり肩』は鎖骨が下向きに傾斜していて肩甲骨も下方へ下がって歪んでいきます。

肩の形の違い

なで肩といかり肩のチェックポイント

『なで肩』と『いかり肩』の違いがわかっていただけたかと思いますが、あなたが肩が下がっている『なで肩タイプ』か肩が上がっている『いかり肩タイプ』かを見極めるポイントとして3つあります。

簡単なセルフチェックとなりますので自分がどちらのタイプかご確認してみて下さい。

なで肩タイプのチェックポイントは?

①肩や鎖骨のラインが下がっている

まず1番わかりやすいチェックとして肩や鎖骨のラインが水平でなく外に向かって下がっている点です。鎖骨は胸の上方にある左右それぞれ水平に盛り上がりを感じる事ができる骨で触れることもできますが、なで肩の方は肩と共に鎖骨も下方に傾斜しています。

鏡に立って自分の鎖骨が両方とも下がりぎみか肩のラインが水平ではなく下がりぎみかをチェックしてみて下さい。

②リュックが片方だけ落ちてしまう

『なで肩タイプ』の方は肩が左右下がり気味のためリュックやショルダーバックをかけると肩から落ちやすくなってしまう傾向があります。

また、ブラジャーやキャミソールの紐など衣服もどちらかによくズレやすい方も肩が下がりぎみの『なで肩タイプ』と言えるでしょう。普段からちょくちょくズレやすい方は要注意です。

③首が長く肩幅が小さくバストが下がって見える

『なで肩タイプ』の方は肩が下方に傾斜しているため首が長く見えるのが特徴的です。見た目的には首が長く綺麗に見えるのですが、肩幅も狭くなってしまうため貧相に見えたり、両肩のラインが下がる事でバストの位置も下がってたれて見えるのがのが特徴的です。

なで肩のチェックポイント

なで肩タイプの方の気を付ける事

肩が下がりぎみの『なで肩タイプ』の方は鎖骨が下方へ下がる事で腕や肩甲骨も下がってきてしまうため、首から肩甲骨にある上部の僧帽筋が引き伸ばされる事で肩甲骨を正しい位置にキープしようと肩甲骨の上部にある肩甲挙筋が頑張って支えようとします。そのため肩甲挙筋の過緊張による肩と首の付け根のコリがひどくなってしまいます。なで肩の方の肩こりには、肩甲挙筋を柔らかくしておく事も大切です。

肩甲骨が下方に下がる事により肩甲骨周りの筋肉の負担が大きくかかってしまうため、肩甲骨の柔軟性もなくなってきてしまうので肩甲骨まわりを柔らかくしておく事も必要になってきます。日頃から肩甲骨を動かすような水泳などの運動を取り入れていただく事も効果的です。

他にもなで肩の方は肩の傾斜が下方へ傾きすぎて腕の重みも肩にダイレクトにかかりやすく、腕や背中にも負担をかけてしまいます。その他、買い物袋など重たい荷物を片手で長時間持つとより肩まわりに負担をかけてしまいます。

なで肩タイプの方にオススメな肩こり予防の体操

なで肩タイプの方は肩が下がってしまい肩甲骨が硬く、肩甲挙筋(肩の上部の筋肉)も硬くしてしまっています。こちらの2つの体操を取り入れていただくととても効果的ですので是非続けて行なっていって下さい。

なで肩の肩こり体操

なで肩の方の体操①

①座った状態で大きく息を吸いながら両肩をすくめるイメージで上に4秒くらいかけて上げます。

②その後、息を吐きながら両肩を元の位置に下げるイメージで下に2-3秒くらいかけて下げていって下さい。

※『なで肩タイプ』の方は①を意識的に長くゆっくりとやるように行って下さい。

これを15回くらい繰り替えしてあげると肩甲骨周りの柔軟性が良くなり、肩甲骨も上がってきやすくするために効果的ですのでやってみて下さい。

なで肩の方の体操②

①座った状態で左右の前腕と上腕の腕が水平になるように外側に上げてます。

②腕を水平にキープしたまま左右の腕を外側に捻ります(腕全体を外旋させるように捻ります)

③その状態のまま首を左斜め下に倒して伸ばしてあげると首から腕にかけてが伸びていきます。

その時、呼吸を意識的に大きく吸って吐いてを行って下さい。

終わったら首を右斜め下に倒して同じように伸ばしていって下さい。

※これらを左右交互に15秒3セットやってみて下さい。

呼吸も大きく意識しながら行っていただけるとより効果的です。

いかり肩タイプのチェックポイントは…

いかり肩

①肩や鎖骨のラインが上がっている

『いかり肩タイプ』の方は鎖骨の角度が上方へ上がっているのが特徴的です。内側から外側に向かって「Vの字」のように鎖骨が見えて両肩も上がったように見えます。

鎖骨の外側が内側の部分より指2本分以上に上がってしまっている方は、肩が上がっている『いかり肩タイプ』になりますのでチェックしてみて下さい。

②首が短く肩幅が大きく見える

いかり肩の方は肩幅が大きく見えるのが特徴的です。

いかり肩の人は上半身の大きな筋肉である僧帽筋の上部が緊張してしまっています。肩が引き上がっている状態のため肩幅は大きく見えてしまい体の大きな印象になってしまいます。

また、肩と頭の間の距離が短くなるので首が短く太めに見えてしまいます。

③顔やウエストが小さく見える

いかり肩の方は肩が上がり肩幅が大きく見えるので上半身の体幹部分が大きく見えてしまいます。そのため頭やウエスト部分が小さく見える事が特徴的です。

いかり肩タイプの方の気を付ける事

『いかり肩タイプ』の方は両肩が上方に上がっています。肩こりの原因となってしまう肩の上部の筋肉の僧帽筋や肩甲挙筋などが固まりやすくなってしまいます。

肩甲骨が引っ張られて挙上する一方、僧帽筋の下部線維は弱化していることが特徴です。また、『いかり肩タイプ』の方は肩が上がってしまっている為、パソコン作業がとても疲れやすくなってしまいます。

パソコン作業はマウスやキーボードを打つ時に少し腕を浮かせた状態で作業をしています。肩が更に上に上がってしまうので背中の上部や肩まわりが疲れやすくなってしまいます。

パソコン作業が多い方は椅子とテーブルの高さがあっていない場合、無意識に肩を上げ過ぎた状態で作業をしてしまいます。肩が上方にひどく上がるので、テーブルが高すぎたり椅子が低すぎたりがある方は自分にあった高さに調整しておく事を意識してみましょう。

パソコンを使う時以外にも机に肘をついて仕事をしている時、本を読んでいる時などに肩が上が入っていないかも確認してみて下さい。上がっている場合は意識して注意してあげる事が大切です。

また、いかり肩の方は猫背の改善も必要です。猫背がひどい方は肩が巻き込むと同時に肩も上がってしまいます。いかり肩がひどくなりやすいので猫背や巻き肩の改善も大切です。

いかり肩の肩こり

いかり肩タイプの方にオススメな肩こり予防の体操

『いかり肩タイプ』の方はは肩が上方に上がって肩甲骨を硬く、肩甲挙筋(肩の上部の筋肉)も硬くしてしまっているためこちらの2つの体操を取り入れていただくととても効果的ですので是非続けて行なっていって下さい。

いかり肩タイプの体操①

1:両肩を下げた状態でイスに座り大きく息を吸いながら両肩をすくめるイメージで肩を上方向へ2-3秒くらい上げていきます。

2:その後、息を吐きながら両肩を元の位置に下方へげるイメージで下に4秒くらいかけて下げていって下さい。

『いかり肩タイプ』の方は②を意識的に長くゆっくりとやるように行って下さい。

これを15回くらい繰り替えしてあげると肩甲骨周りの柔軟性が良くなります。肩甲骨が下がりやすく効果的ですのでやってみて下さい。

いかり肩タイプの体操②

1:座った状態で左右の腕が水平になるように外側に上げてます。

2:腕を水平にキープしたまま左右の腕を外側に捻ります(腕全体を外旋させるように捻ります)

3:その状態のまま首を左斜め下に倒して伸ばしてあげると首から腕にかけてが伸びます。

その時、呼吸を意識的に大きく吸って吐いてを行って下さい。終わったら首を右斜め下に倒して同じように倒して伸ばして下さい。

※これらを左右交互に15秒3セット行います。

呼吸も大きく意識しながら行っていただけるとより効果的です。いかり肩タイプ予備軍の軽い方も是非やってみて下さい。

肩が上がってるタイプと肩が下がっているタイプでは負担のかかり方や歪み方も違うので、自分はどちらのタイプよりかを把握しておく事が大切です。

肩こりが悪化してしまうと生活でのストレスが増えて余裕がなくなり生活の質が落ち、仕事の効率も悪くなってしまいます。

いかり肩の肩こり予防

ひどい肩こりの方は是非当院へご相談下さい。

肩こり・首の症状

イーバランス整体院院長

『資格:整体師』
整体師歴26年
〈略歴〉
1998年3月 ナショナル整体学院卒業
1988年4月 天祖鍼灸整骨院勤務
2000年6月 オアシス整体院勤務
2010年1月 ラクシア整体院勤務
2013年6月 イーバランス整体院開院
現在に至る
志木駅東口イーバランス整体院は骨盤矯正や骨格矯正で腰痛や肩こりを改善します。特に産後の骨盤矯正は好評です。

『皆様の症状を親身に考え心を込めて整体や骨盤矯正を致します』お気軽にご相談下さい。

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