妊娠初期は無茶をしない、風邪ひかない、冷やさない…そんなありきたりな心構えでは良い出産ができません。赤ちゃんが無事に生まれる事ができる環境を最大限、努力しましょう。
妊娠初期の赤ちゃんはとても不安定
妊娠初期のこの時期は胎盤が安定していないし、赤ちゃんも小さくて抵抗力がありません。無茶をしない、風邪をひかない、冷やさない…。風邪を防ぐには、人ごみに近寄らず、どうしてもの場合はマスクをするなど、予防策を心がけましょう。もちろん、うがい、手洗いも怠らないようにしましょう。
でも、そんな当たり前のことかもしれませんが、これをないがしろにすると、一つの命を失ってしまう可能性があることを自覚しないといけないと思います。お腹がまだ膨らんでいなく赤ちゃんを実感できないからこそ、当たり前のことを真剣にやってほしいと思います。
妊娠前、妊娠してからの薬はどうすればいい?
妊娠に気付く前に飲んだ薬の心配をする妊婦さんの相談があります。妊娠3週間まで、薬の影響はまずありません。しかし、4週から15週は体の基礎を作る時期ですから、市販の薬はもちろん、ビタミン剤など医師への相談なしに飲まない事です。
また、妊娠に気づいたら、お酒はやめてください。ママさんの一杯のお酒で、赤ちゃんは何十万年も酔っぱらってしまいます。赤ちゃんに影響を及ぼすのが簡単にお分かりいただけますね。
妊娠中は体を冷やさない!
体を冷やさないというのは、若いママさんにとって古臭く感じるかもしれません。でも、薄着をしておしゃれしている妊婦さんと、年寄りの言うことを聞いて厚着している妊婦さん、どちらが安産かといったら、厚着のママさんでしょう。
冷たいものを食べ過ぎて、体の中から冷やすのは、母体と赤ちゃんにとっても良くありません。体を冷やすとなぜいけないのでしょうか?それは、血行を悪くしてしまうからです。人間の血管は毛細血管まで全部繋げると、地球2周半する長さがあるのです。健康な人なら全身の血管を血液が体を一周するのにわずか23秒しかかかりません。体を冷やすと血の巡りが阻害されますから、体の悪い所がいっぱい出てきます。胎盤を通じて栄養をもらっている赤ちゃんに、十分な血液が来なくなってしまいまいます。
足元を暖めるレッグウォーマーなどは理にかなっていて、足が冷たいと心も落ちつかないです。バケツなので足浴をしたり、足の裏のツボを刺激するのもいいでしょう。手や足が冷えて辛い時のために簡単できるリンパマッサージも覚えておくといいでしょう。
手首から肘、足首から膝の方に向かってじっくり一方向に摩ってもいいです。何度かさすったら、肘の内側、膝の内側のツボを親指でグッと押すとより血行が良くなると思います。夫婦でお互いマッサージしあうとスキンシップにもなっていいですね。
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できちゃった婚は大いに結構です!
今の若い子達は付き合ってる相手がいるのに、経済のこと、住む場所のこと、社会情勢とやらが原因で、いつまでも結婚に踏み切れないケースが多いですね。赤ちゃんが出来たことで踏ん切りがつくんでしょう。妊娠したことをきっかけに、妊娠したことをきっかけに結婚した夫婦を何人も知っています。
最近では妊娠が結婚より先の方が多いんじゃないかと思うくらいです。かつては「嫁して三年、子なきは去る」と言われて妊娠しない女性が離縁された時代もありました。それを考えると、できちゃった婚は大いに結構だと思います。できちゃった婚の方たちにお願いしたいのは、赤ちゃんを歓迎する環境をできるだけ早く整えてほしいのです。
それと同時に、周囲の人たちも「授かった命を生む」という選択をした若い夫婦達を、応援してほしいものです。
妊娠しても頼りのなる人がいない
自分と両親の関係がしっかりしていない人、実は結構いるんです。妊娠しても手放しで喜べない…。そういう人の話をよく聞いてみると、親に対するややこしい気持ちが隠れています。ですが、私の経験からあえてはっきり言いましょう。「親に対しての恨みつらみを日々たぎらせて暮らす人に、明日の繁栄はありません」。これは絶対です。
「いいように生きたい」という気持ちは誰にでもあるものです。親への恨みつらみから卒業して、あなたにできる親孝行をしてみてください。まずは形だけ。ほんと真似事でいいんです。形ができるようになれば、それがだんだん自然になって、心の安定になっていくものです。難しいことかもしれませんけれど、恨みつらみを抱えているより、ずっとあなたの心を安定させてくれます。
これから生まれてくる新しい命のために恨みつらみの連鎖、悪い環境を断ち切って、生まれてくる赤ちゃんの環境を整えましょう。