あなたの体を若返らせるそんなホルモンがあります。
「DHEA」とは ?…正式には「デヒドロエピアンドロステロン」というホルモンです。とっても長く覚えずらいですね…(汗)
DHEAは男性ホルモン(テストステロン)や、女性ホルモン(エストラジオール)の材料になる他、多様な働きをしています。筋力、免疫力から、意欲、行動力まで、多くの機能を維持し、さらには発がんの抑制、骨粗鬆症の予防といった働きも認められています。DHEAの血中濃度が下がっていると、下記のような三つの症状が出てきます。
1:筋肉量や筋力の低下
2:免疫力の低下
3:意欲の低下
代表的なのはこの3つです。
その一大要素は、やはり「ストレス」です。ストレスホルモンもDHEAもコレステロールを原料として副腎皮質(腎臓の上にあり多くのホルモンを分泌する器官)で作られています。
そこで、強いストレスに対応するためにストレスホルモンが大量に作られるとコレステロールが不足します。つまり、DHEAは「材料不足」に陥ってしまうのです。すると、様々な不調が現れます。若々しい身体を復活させ、維持するためには、適切な休養と睡眠をとってストレスを和らげなければなりません。
DHEAの血中濃度が下がる、三つの症状を紹介
1:「筋肉量」「筋力」の低下する
・階段や坂道を上るのがきつくなる。つまずいたり、筋肉痛になったりすることが多くなる。
2:「免疫力」が低下する
・傷が治りにくくなったり、風邪を引きやすくなったりする。
3:「意欲」が低下 する
仕事に対するやる気を失う。これまで好きだったことも、おっくうに感じるようになる。
明日の自分を元気にする習慣とは?
30代後半、40代から50代の方に、DHEAを重視してほしいのです。DHAは先ほども述べたように、男性ホルモンの材料になるからです。
男性ホルモンの一つ、テストステロンは男女を問わず、きわめて重要な働きをしていますが、その代表的な役割は筋肉を作る働きです。脂肪細胞の中にある細胞と呼ばれる細胞が筋肉になりますが、それも脂肪になるのかの分かれ目です。これを決定づけているのが、テストステロンである可能性が最近の研究でわかっています。
ところが、40代から50代の男性のテストステロンのレベルが、60代から70代の男性よりも低いという衝撃的なデータが報告されているのです。原因は明らかではありませんが、その意味でも、代表的な「40代は体の曲がり角」と言えるのです。ここで止められる老化を確実に止めるかどうかで、その後の体、ひいては人生が変わっていきます。
若返りホルモンのレベルを維持する4つの習慣
1:良い睡眠を確保すること
2:寝る前には糖質やアルコールを過度に取らない
3:軽い運動をすること
4:血液中のDHEAレベルを維持する
若さを保つことで気をつけなければならないのは、ちょっとした日常な習慣だけです!
若さを保つのには、夜の11時までに寝る
「寝る子は育つ」といいますが、大人の老化防止にも睡眠は重要です。子供の成長を促す成長ホルモンは、思春期をピークに年をとるにつれて分泌量は低下しますが、大人でも分泌されています。
この成長ホルモンが分泌されるのが、おもに睡眠中なのです。一般的に、夜10時から午前2時までの間をグッスリと寝ていれば分泌が盛んになります。せめて夜11時には床に就きたいものです。睡眠の上手な取り方については個人差はありますが、成長ホルモンには日中に紫外線を浴びて傷ついた皮膚や運動などで傷ついた筋肉を修復したり、疲労の元を除去したり、免疫活動を高めたりと、寝てる間にカラダをメンテナンスする働きがあります。
また、疲れて弱った体の回復も促します。40代から50代の中高年が、成長ホルモンの分泌が悪くなると、様々な症状が現れます。四十歳を境にして「太りだす」ことが症状の一つになっています。それは老化が始まっているというサインなのです。
成長ホルモンの分泌が悪い40代から50代に出る症状
・太りだす
・疲労が蓄積する
・食欲がなくなる
・皮膚が荒れる
・風邪をひきやすくなる
・筋肉痛が続く
・食の好みが変わる
これらの症状を促進させないためには、ぐっすり眠ることが大切です。
若返りの食材「ニンジン」の効能を紹介
ニンジンは意識して食べてほしい食材です。なぜならベータカロチンを大量に含んでいる「緑黄色野菜の王様」だからです。
ニンジンには食物繊維ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCのほか、鉄分やカリウム、カルシウムなどのミネラルも多く含まれています。どれも体を老化から守ってくれる栄養素ばかりです。
つまり、人参は抗酸化作用があり、がんや生活習慣病の予防、ひいては肥満防止にはもってこいの食材です。実際、人参は昔から民間療法として、疲れ目、肌荒れ、冷え性、風邪、高血圧、便秘、下痢、咳、夜尿症などの予防や改善に使われてきました。
人参は一年中手に入る食材ですから、いつでも手軽に食べることができます。ベータカロチンは油と一緒に摂ると吸収力がアップするので、野菜炒めにしたり、野菜スティックにしてオリーブオイルと塩で食べたりするといいでしょう。