体が冷えると血液の循環が悪くなり、体の中の水はけが悪くなります。また、新陳代謝も悪くなります。
そして、身体のバランスを崩しているのが原因です。
自律神経失調の背後には冷えがある
漢方
この場合、精神安定剤が処方されることもありますが、どうもすっきりとは治りません。背後にある冷えという概念が西洋医学にはないからです。
冷えは自律神経のバランス以外にも原因が
冷えは体の中の血液の循環が悪くなってもおりますし、水分バランスが崩れ、余分なところに水が滞ることによっても起こります。
さらにまた、臓器の働きが落ちたり、ホルモンバランスが崩れて新陳代謝が悪くなっても起こります。体中が冷え切っていくと自律神経が乱れて、様々な症状が起きてきます。乱れの原因となっている冷えを解消しない限り、症状は改善しないのです。
冷えの改善は東洋医学の漢方薬が効果あり
冷え症の治療には東洋医学が向いているのも、東洋医学では病気を具合の悪い悪い1箇所だけでなく、体全体を見て改善するからです。
東洋医学では「気・血・水」の3つの要素のバランスが崩れると病気になると考えます。冷え性を理解するポイントとなりますので知っておくといいでしょう。
「気・血・水」が乱れるとこんな冷えが…
●水の乱れ…水が停滞すると胃腸の機能低下に伴う冷えが起こります。
● 血の乱れ…血が停滞する(特に骨盤腔内)と、手足の冷え、下腹部の冷え(婦人科系の症状)などが起こります。
●気の流れ…気が逆流(気の上衝)すると、下半身が冷え、上半身がのぼせる「冷えのぼせ」が起こります。