妊娠初期につらかったつわりは、妊娠中期になるとそろそろ終わる頃です。胎盤が完成して安定期に入ります。出産に向けての折り返しです。
安定期前のにあるつわりは食生活のリセット
これは、今までの欲しいだけ食べる生活を卒業して、新しい食生活を始めなさいという自然の法則です。妊婦さんに体重制限をやかましくいう人もいますが、その逆もありと思われます。
10キロから15キロは体重を増やすというのが理想的と思われます。産むのがやっとの体重では、余裕をもった子育てが出来ませんから。
お腹のあかちゃんは、いわば採取する従業員です。 会社が潰れようがお構いなしで、自分の給料だけは奪うような存在です。必要な栄養はしっかりとるように心がけましょう。
ママさんが大変な時でも赤ちゃんはちゃっかりしてるんです。意外に思われるかもしれませんが、スリムな妊婦さんからは、大きなゆったりした赤ちゃん、大型の妊婦さんからは、小さな赤ちゃんが生まれる傾向があります。
過剰に体重制限した妊婦さんのお腹は栄養にゆとりがないので、赤ちゃんが過剰に栄養を摂る習慣がつくのです。赤ちゃんが将来、糖尿病になるリスクもあるので要注意です。
育てやすい子を産むにはメリハリのある生活
順調な妊娠は病気ではありませんから、普通に暮らすことが大事です。でも、今の世の中、普通の生活って意外と難しいですよね。普通と言ってみれば、適度な仕事や運動をして3度の食事をきちんと食べて、規則正しく生活することです。
夫婦ふたりで暮らしていたら、旦那さんを送り出すとそのまま寝て、午後にやっと起きだして、お菓子が食事の代わりという人も少なくはないでしょうか。こんな生活では、これから始まるハードな出産や子育てに備えて、自分の体を鍛えられないのです。
それに、いつ寝たか、起きたかはっきりしない生活では、赤ちゃんの体内時計も育ちません。育てやすい赤ちゃんを産もうと思ったら、自分が率先してリズムカルに妊娠生活を送ることです。
メリハリのある生活を意識するのがとても重要となります。受胎した時から子育ては始まっているのですが、自分にとってのメリハリのある生活ってどういうものなのか考えてみてください。
8カ月までの逆子は自然に治る
妊娠8月の終わりまで、赤ちゃんは逆子になりやすいのですが、だいたいは治ります。健診の時に逆子だと言われたら、赤ちゃんの背中側が上になるようにして寝ると良いでしょう。
ときどき回りやすい赤ちゃんがいて、頭位と逆子を繰り返すことがあります。そんな時は赤ちゃんが頭位に落ち着きやすいように、タオルとさらしを使って1日ぐらい固定してあげるといいです。
お産は昔から自然に繰り返されてきたことです。怖がらず、気分を楽しくリラックスしましょう…。
悪い事を考えると、それが引き寄せられるから、あまり考えないようにします。今の日本の医療でお産でなくなることはかなり少ないです。
お産は妊婦さんと赤ちゃんのものです。「よし!自分で産んでやろう」という強い意志を持てば、それだけでも十分です。その気持ちは赤ちゃんにも伝わりますから。