まずは帝王切開から解説します
腹部と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す手術方法です。通常は1時間ほどで、比較的手術としては短く安全で簡単とされています。
ただ開腹手術ですので、手術後は10日~2週間ほど入院が必要になると思います。今となっては5人に1人は帝王切開を経験しているようです。
帝王切開には2種類あり、最初から準備して行われる「予定帝王切開」は37週以降に手術の日を予め決めて行うので、パパさんのお休みの日程などは調整しやすいようですね。また、逆子により計画的に帝王切開することもあります。
もう一つはお産のトラブルなどで急遽切り替える「緊急帝王切開」があります。経膣分娩(自然分娩)を予定していても、母体に突然異変やトラブルをおこして経膣分娩が難しいとお医者さんが判断した場合、帝王切開になる可能性もあります。
そのままの状態ですと母子の命にかかわったり、後遺症も心配の為、母子の安全の為に行うものなので恐怖や不安に思う必要はありません。
帝王切開であっても骨盤は広がる
「経膣分娩(自然分娩)をしていないから産後の骨盤矯正はしなくても大丈夫ですか?」とお問い合わせを受けることがよくあります。
赤ちゃんが産道を通らないから必要ないと思っている方も多いようですが、自然分娩と同じように産後の骨盤矯正で広がった骨盤を狭く引き締める必要があります。
帝王切開でも産後の骨盤矯正は必要?
妊娠て20週目位すると出産に備えてリラキシンという女性ホルモンが放出されます。
帝王切開でも妊娠中であれば胎児の成長と共に、胎児の成長江お妨げないように骨盤がゆっくり広がってきます。
ですから、帝王切開でも出産後は産後の骨盤矯正は必要となります。
リラキシン (relaxin) とは
リラキシン (relaxin) とはペプチドホルモンの一種で、子宮弛緩因子といわれています。胎盤、子宮や卵巣などから分泌されます。ほとんどの動物種において妊娠末期の血中で検出されており、生理的な意義は妊娠の維持および分娩の補助であると考えられている。
そのリラキシンが放出されることにより骨盤周りの関節や靭帯等が弛緩され、出産に備えた広がる骨盤になっていきます。
その骨盤の開きの割合は妊娠中80%+出産時20%とと言われていて、その効果は妊娠3カ月後から始まり、出産後半年位までとの効果とされています。
産後によく痛くなる箇所は…
- 仙腸関節
- 腰仙関節
- 腸骨
- 尾骨
- 坐骨
- 恥骨
- 股関節
図で説明すると下記の赤い印の所が痛みの出るpointです
妊娠中や出産後に腰や骨盤周りの関節、恥骨痛、股関節痛になりやすいのはこのためですね。妊娠中に激しい痛みがあるときは骨盤ベルトを装着するか、妊婦でも施術可能な鍼灸院さんを勧めします。
やはり出産したら産後の骨盤矯正が必要
と、いうように妊娠して赤ちゃんがお腹の中で大きくなってくると必然的に骨盤が広がってしいますので、出産したら産後の骨盤矯正をして広がった骨盤を狭くした方がよろしいと思います。
当院では産後の様々なお悩みを解決いたしますのでお気軽にご相談下さい。
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