イーバランス整体院の患者さんで、現在2歳と1歳のお子さんがいるママさんの相談です。現在は母子ともに健康ですが、いずれも出産は前置胎盤による帝王切開でした。
子供は早産で低出生体重児だったので、数週間NICUに入院しました。できれば、3人目が欲しいのですが、次回も胎盤の位置が悪くなる可能性と、3回目の手術をする場合の母体への危険性についての相談でした。
前置胎盤の確率は0.6%ほど
一般的に言うと、前置胎盤の頻度は0.6%とそれほど高くはありません。
2回目以降の経産婦の方が頻度が高く、初産婦の2倍から3倍になると言われています。
前置胎盤の原因とは
受精卵の着床部位が低くなってしまう原因として、一般的には子宮内腔の変形、子宮内膜の炎症性変化があると起こりやすいと言われています。
3回目の前置胎盤になるか否かについては、正直なところ何とも言えません。明らかな原因がないと仮定して、確率は1%前後 (一般的な確率が0.6%から推測して)ですが、特に原因が見つからなかったとはいえ2回繰り返していますから、何からの誘因がないとは言い切れず、確率もはもう少し高いかもしれません。
帝王切開は何回まで出来るの?
帝王切開は3回までは繰り返し手術を行うことが可能とされています。ただし、前置胎盤の場合、癒着胎盤が比較的起こりやすく、大量出血をきたす可能性があるため、十分注意が必要だそうです。
このように大量出血 が予想される分娩の場合、最近では自己血を準備して輸血に備えるシステムをとる病院が増えているそうです。