初めての妊娠を無事出産する為の心得で・ママさんの愚痴に共感するのは旦那さんの仕事・心を言葉で表現することをトレーニングすること・経済的に厳しい時期と妊娠が重なった時の対処法などを紹介します 。
愚痴を共感して聞くのがパパさんの仕事
オムツをかえたりミルクを飲ませたり…。父親としてもちろん手伝わなくてはいけませんが、私はそれらだけではないと思います。旦那さんの役割のメインは、奥さんが安心して妊娠、出産、子育て期に集中できるように、経済面で支えることでしょう。
もう一つの大きな役割は、奥さんの悩みや不安に共感してあげることです。妊娠中や産後の女性はホルモンバランスが大きく変化しますから、どうしてもうつ的な心理状態になりがちです。
愚痴を言いたいこともたくさん出てきます。奥さんは旦那さんに大学生の先生のような回答は求めていません。ただ「ふんふん、そうか、そうか、それは大変、分かるよ!」と話を聞いて共感してもらいたいんです。それで奥さんはすっと落ち着くんです。愚痴を聞いたり共感するのに一銭もかかりませんよね。旦那さんは心して聞いてあげてほしいと思います。
心を言葉で表現することをトレーニング
若いママたちが相談に来ると、「夫婦仲はよくしておかなければいけませんよ」と助言するんですが、さて、自分はどうかといえば、長い間妻と一緒にいても1度も喧嘩していないとは言えません。
しかし、「ありがとう」「助かるよ」など言葉でいつも伝えることは心がけています。 二人で子育てして、さらに年齢を重ねて、おじいちゃんおばあちゃんになっても「ありがとう」「助かったよ」と言い合う習慣を若いうちから是非持ってください。
経済的に厳しい時期と妊娠が重なったとき
できちゃった婚などで、経済的に厳しい時期と妊娠が重なった時、「よっしゃ」って心意気を見せてくれる旦那さん…。そんな夫婦はいいなと、応援したくなります。
お金のことや、人間関係のことでしんどい立場に立たされること、一生の内にどんな人でも経験はありますよね。その時、「自分はかわいそうな人間」とか「あの人が悪い、この人が悪い」と不平不満ばかりの人と、「自分が与えられた環境の中で精一杯頑張ろう」と前向きに考える人がいます。
その一番の違いは自分の置かれた状況に納得しているか、納得していないかです。どんな逆境にあっても、それに納得できる人はどんどん前に進みますが、不平不満ばかりの人は、どこまで行っても悪循環ですね。若い夫婦の中で妊娠しても、お金の心配がある人は多いと思います。
奥さんが妊娠すると、出産費用を捻出するために、「よし」と仕事の他にアルバイトを始める旦那さんなんかもいます。そういう人は後光が差してるように思えて、応援したくなります。そんな家庭は、この先きっといいことがあるでしょう。
▶妊娠出産の心得「その1」はこちら
▶妊娠出産の心得「その2」はこちら
▶妊娠、出産の心得「その4」はこちら