妊娠や授乳中にはよく和食が勧められます。「私は中華やイタリアンの方が好き」という人もいますが、和食の優れた点は多々あるのです。
今回はこの時期になぜ和食がいいかを解説していきます。
和食の優れた点は主食のご飯
ご飯(お米)にはエネルギーになる炭水化物だけでなく、良質のたんぱく質も含まれています。また脂肪が少ないため、単独でもかなり優れた食材といえます。
それを主食にすることで、おかずでオーバーしがちな塩分や脂肪分を抑えることができます。しかも、ご飯はいろいろな料理に合いますので、自然とバランスの良い食事になっていくのです。
一汁三菜が基本です
基本的には「一汁三菜」と言って、ご飯に汁もの、それに主菜(肉、魚、卵、大豆料理)が1品、副菜、野菜、きのこ、芋、海藻料理)がメインというのが理想的ですが、なかなかそこまでは出来ません。
具だくさん味噌汁や野菜や肉がたっぷりの煮物、鍋料理なんていうのもありだと思います。
基本を踏まえたうえ、少し薄味にしていれば、体にやさしい食生活になっていくものです。
妊娠中や産後の卵や乳製品
卵や乳製品については、赤ちゃんのアレルギーが気になりますが、妊娠中に卵や乳製品を控えることは予防のために十分な根拠がないため、通常は勧められていません。
一般的に妊婦に良くないと言われているもの(添加物の多いインスタント食品やコンビニ弁当、ドリンク剤、水銀含有量の多いクジラ、マグロ、金目鯛など)は量を考えて取ってくださいと言われています。
ですが、「同じものを一度に大量に」「続けて食べる」ということがなければ、あまり神経質になることはないと思われます。
あれもダメこれもダメと必要以上に考えず、 今日は旬の魚と好きな食材を中心にレシピ作りを楽しんだり、たまには赤ちゃんが欲しがっているからと、欲しいものを思う存分食べたりするのも、私はマタニティの幸せではないかと思います。