体重が測れる体重計…便利ツールとして体脂肪も測れる機能が付いている体重計も思います。しかしその体脂肪の数値は性格なのでしょうか?前回は「糖質が一番太るのはなぜ?その原因の食事や栄養素とホルモン」を紹介しましたが、今回は体脂肪の正しい測り方、仕組みや誤差を紹介します。
体脂肪の数値は正確?実は誤差が!

内臓脂肪が蓄積されると様々な病気に関わるのは皆さん知っていると思います。女性は自分の体重が今いくつなのか毎日や数毎日測っていると思います。
それと共に体脂肪も測れる体脂肪計の機能が付いている場合は体脂肪も測っているでしょう。実はその体脂肪の数値には誤差があるのを知っていましたか?
家庭用体脂肪計には誤差がある
家庭用体脂肪計の「誤差は±3%~5%」ほどあります。現在の技術では脂肪の量を正確に計測できないため、表示される体脂肪率、内臓脂肪の量などは全て測定値なのです。家庭用体脂肪計は誤差が大きく、あくまでも目安として参考にして下さい。
家庭での体脂肪の正確な計測は難しい
家庭用の体脂肪率は大きく変わります。
・水分量…運動後や入浴後で数値の数値降下の傾向
・食事、飲水後…一番誤差が出やすい
・測定時間…朝と晩で1~2%の誤差も
・生理の前後…ホルモンの影響で誤差
・体の冷えや乾燥…電気の通りが悪くなる
家庭用の体脂肪計の仕組みとは?
家庭用体脂肪計によく使われている仕組みは「生体インピーダンス法(電気抵抗値)」というものを使っています。

生体インピーダンス法(電気抵抗値)とは?
生体インピーダンス法(電気抵抗値)は家庭用体脂肪計にも使われている体脂肪率計測方法です。電気は脂肪は筋肉に比べ通しにくい性質があります。
それにより脂肪が多い人ほどインピーダンス (電気抵抗値)が高くなります。そこで生体インピーダンス法(電気抵抗値)は微弱な電流を体内に流し、インピーダンスと身長、体重を組み合わせることで体脂肪率を測定します。
一番正確なのは医療機関の腹部CT撮影
内臓脂肪はどうやって測ればいいのでしょうか?最も正確性なのは内臓脂肪測定の腹部CT でお腹の断面を撮影することです。腹部CTで100㎠以上の場合は危険のサインで「内臓脂肪型肥満」と診断されます。
この腹部CTは病院やクリニックの人間ドックで検査できます。

メタボリックシンドロームの数値は
内臓脂肪の量は推定は可能です。へその位置でウエストを測り、男性で85cm以上女性で90㎝以上はメタボリック症候群と診断されます。
しかし、腹囲を測っただけでは「内臓脂肪型肥満」なのか「皮下脂肪型肥満」なのか判別することができません。

正しい家庭用体脂肪計の測り方
①毎日同じ条件で測定する
・朝起きてトイレに行った後・お風呂に入る前
②体脂肪率よりも変化に注目
・体脂肪率の増減に注目して測定
③医療機関やスポーツ施設の機器がよりよい
・家庭用の「生体インピーダンス法」よりもDEXA(デキサ)法や水中体重法が正確
家庭用体脂肪計のまとめ
・家庭用の体脂肪計は誤差がある
・誤差は±3%~5%
・朝と夜とで1~2%の誤差
・家庭用体脂肪は生体インピーダンス法
・正確なのは医療機関の腹部CT撮影
・メタボの腹囲の数値は男性で85㎝女性で90㎝
・体脂肪は同じ時間や条件で計測
・体脂肪率の数値よりも変化に注目
・生体インピーダンス法よりもDEXA(デキサ)法や水中体重法が正確


