
産後の養生の1週間×3=21日間が終わりました。この21日間は、昔から『産後の床上げ3週間』と、今でも産後のママさんに受け継がれています。
この21日間の養生は、これからの子育ても含め、あなたが女性としての人生で、心とからだが素晴らしく輝くように過ごすための本当に大切な時間でした。
今回は産後の養生で生命の知恵をもちいて輝く心と体になる方法をお話ししていきます。
産後の養生で忙しさからほっと一息
出産する前はもしかしたらあなたはせっかちだったり、忙しかったり、バタバタとしまう毎日が当たり前だったかもしれません。それなのに本当によくこの休息を体も心も受け入れてくれたと感謝してあげてください。きっとこの休息は、これからあなたを裏切らないことでしょう。
現代の女性はアーユルヴェーダから見ると、風のように冷たく飛び散り不安定になりやすく、流行や周りに振り回されてしまいがちです。そのような環境にある女性が出産でこの風のような質をさらに勢いよく増やしてしまいます。
出産では赤ちゃんが産道を動き、出産の当日は体にも大きな風のような変化が否応なく起こっていきます。なのに、出産当日から、女性はまたまた授乳をはじめとした赤ちゃんの育児、パートナーをはじめとした人への気遣いと体も心も休めることを知りません。
この大変さはいくらあげても上げきれないほどでしょう。これらの忙しさが風を最大にしてしまうのです。どうでしょうか?この風が体や心に吹き荒れるのですから、産後はゆっくり、楽に、ほっとする時間を取り入れていきたいものですね。そこで昔から女性をいたわる習慣が産後の養生でした。

溜まっていた分を吐き出そう
深く息を吐いて疲れや心配事、体や心にとっていらないものを全部吐き出してみましょう。そしてゆっくり深く喜びや幸せを吸ってみます。
1杯のコップにそれ以上にお水を注いでも、全部あふれてしまうように、呼吸でも息を吸う前にまずは息を吐き出してみましょう。すると、次に息を吸う時はあなたに必要なものを、全部息が運んでくれます。その息があなたの体や心を満たしてくれます。
あなたと赤ちゃんがへその緒で繋がっていたように、この呼吸があなたと赤ちゃんをこれからも見えない力でつなげてくれます。不安やイライラを感じたら、素敵な呼吸を送ってあげましょう。この呼吸はあなたの想像力でどのような力にもなってくれるはずです。

産後の養生があなたを輝かせる
明日から床上げ3週間でおこなわれた、21日の過ごし方を体と心が覚えていてくれると思います。何でもかんでも自分で頑張ってしまうことがないように、甘え上手になることも大切です。
人は人として平等でも、性は役割が別なはず。生来、男性性は太陽のようのように勇敢で思考的です。そして、女性性は月のように穏やかかつ直感的です。
月は私たちに夜を誘い、安心と穏やかさをもたらしてくれるでしょう。だから、女性は男性のように闘争や競争ではない方法で、相手を巻き込み、包み込んでしまう力があるのでしょう。
あなたは出産によって女性が育むことのできる偉大な力を手にしました。女性は 潤いと優雅さという言葉が似合うでしょう。月は決して影の存在ではないですね。
月は女性だけでなく、全ての安定や安らぎと関係します。右脳、体の左半身、副交感神経、呼気、静脈、穏やか、蓄積、変化のシンボルともいえるでしょう。産後のあなたは太陽のように、活動的にパワフルに動いてる時でさえ、きっと月のような穏やかでしっとりとした女性ならではの細やかな心遣いなどができることでしょう。

産後の3週間は体も心もゆっくりすることが最大のご褒美です。それはこれからの人生をより輝いたものにします。忙しく駆け足で生きてきた人も、何かに頼って生きてきた人も、戦ってきた人も、この3週間は素晴らしい体験となるでしょう。
出産したら産後の骨盤矯正
