羊水の濁り

生後6ヶ月の女の子がいるママさんの相談です。

出産時の体重は3950g、普通分娩で異常もなく生まれました。出産後、担当のお医者さんから「羊水が少し濁っていましたが、元気なお子さんで良かったですね」と言われました。

羊水の濁りは何が原因で起こるのでしょうか ?また、赤ちゃんに何か悪い影響はありませんかとのことです。今回は羊水の濁りの原因と、妊娠中の胎児への影響についてお話ししていきます。

羊水が濁る原因の羊水混濁とは

羊水は薄い黄色をした半透明の液体です。しかし、分娩時には「羊水混濁」と呼ばれるような濁りが起こることがあります。

程度のごく軽いものまで含めると、20%の出産に見られます。濁る原因の主なものは胎便です。胎児が成熟すると、腸のぜん運動が起こりやすくなるため、ちょっとした刺激で胎児が排出されることがあり、これは必ずしも異常ではありません。

羊水混濁

羊水の役割とは

羊水は赤ちゃんを守るクッションの働きもしていますが、出産予定日を1週間以上過ぎるなどのいろいろな理由で、その量が減ってしまうことがあります。

このような状態で、子宮の収縮が加わると、赤ちゃんや臍帯(へその緒)が強い圧迫を受け、その結果、血液が十分に循環できなくなって、赤ちゃんが酸素不足になることがあり、このようなストレスが赤ちゃんに加わった場合にも胎便が排出されることがあります。

羊水役割

羊水の濁りの胎便吸引症候群の影響は

羊水が減少した状態で、羊水混濁が起こった場合、羊水の濁りの程度が軽く分娩時に赤ちゃんが元気であれば 、後から問題が起こることはありませんが。

しかし混雑がひどい場合には時として、これを赤ちゃんが吸い込んでしまって、「胎便吸引症候群」という重い呼吸障害を引き起こすこともあるそうです。そのため、産婦人科では常に用紙の混濁の有無について注意を払っているそうです。

胎便吸引症候群

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