ぽっこりお腹のメタボが危険な状況というのは分かっていても、それ以外にもあることはあまり知られていないものです。見た目ではわからない「かくれメタボ」を紹介します。
やせていてもメタボの可能性がある
最近ではかくれメタボ という言葉も使われています。こはメタボリックシンドローム に認定されている「基準値より上の腹囲」で「高血圧」「高血糖」「脂質異常」のうちふたつという基準に当てはまらないような人が、実はメタボリックシンドロームであることを指しています。
つまり、スリムでほっそりしたスタイルで、「基準値以下の腹囲」であっても「高血圧」「高血糖」「脂質異常」のふたつが当てはまり、危険な状態である人がいるのです。
実はかくれメタボは女性に多い
しかも、厚生労働省の推計(2016年)によるとメタル ボリックシンドロームが「970万人」に対して隠れメタボ はほぼ同数の「914万人」という驚くべき数字が公表されています。
さらに、ただのメタボは男性の方が圧倒的に多いのに、かくれメタボは女性の方が多く 、男性の約1.4倍にものぼるのです。今後 この数字は さらに増えていくと予想されています。
かくれメタボの原因は
「腹囲が基準値以下で見た目は痩せているのに?」と疑問を思うのも当然ですが、その原因は極端な食生活にあると言われています。運動を行わず、1日1食などの ダイエットをした人の中には体重が減っても、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上の異常を持ってる人が多いというデータがあります。
これは体には脂肪がついていなくても、脂肪が体に付きすぎて血液中に脂肪やコレステロールが多くなるメタボリックシンドロームと同様の状態です。その結果、動脈硬化や心臓病のリスクが高まるということで、危険視されているのです。
考えられる原因としては、食事制限など無理なダイエットで栄養状態が悪くなったことに加えて、コレステロール値を下げる女性ホルモンの働きが加齢とともに衰えるたため、体内に中性脂肪が多くなってしまうからだと言われています。
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