日光をあまり浴びないのは体に良くない!
シミ、シワ、たるみ、果ては皮膚がんの元凶と目の敵にされる紫外線…。
しかし、紫外線のB波は、皮膚に分布するコレステロールからビタミン D を作ってくれるのです。ビタミンD2は、カルシウムの吸収を助ける骨に届ける働きがあり、中高年女性の「骨粗しょう症」や幼児の「くる病」を予防してくれます。
近年の研究では、免疫機能に働きかけ、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を軽減したり、風邪などの感染症を防ぐなどの作用も知られてきました。
干しシイタケ、きくらげ、イワシ、サバなどに含まれるビタミンDですが、必要量の9割は皮膚での合成に依存しているので、太陽の紫外線をさけてばかりいると骨が脆弱化しかねません。それを防ぐためにも、1日最低15分は日光を浴びましょう。紫外線を当てる部分は、手のひらで大丈夫です。
1日11時間以上座っていると寿命が短くなる?
1日21時間以上座ってる人の死亡率は、4時間未満の人と比べて、1.4倍とされています。デスクワーク中心の女性のがん死亡率が60%以上高いのです。
更に、テレビを1時間座って見続けるごとに平均寿命が22分短くなるという調査結果もあります。足の筋肉の役割として歩く作用はもちろんのこと、脚の筋肉を動かして血管を引き締めることで、心臓のポンプ機能を助けていますが、座ってばかりだと怠けてしまい、血流が停滞してしまいます。
血糖や血中の中性脂肪、コレステロールなどが十分に消費されず、生活習慣病、心疾患、脳卒中などの発症リスクが高まるようです。
オフィスでデスクワークなら30分から1時間に立ち上がり、ももを上げて太ももが床と平行になるように「その場足踏み」をしたり、つま先立ちで「かかとの上げ下げ」をする運動を実践してみてください。家にいる時は、積極的にそれらを行っていきましょう。
1日6g以上の塩を摂取すると様々な病気に
日本高血圧学会が症状改善のために掲げた塩分摂取量の基準は、「1日6グラム未満」です。
塩分を摂りすぎると、血圧が上がってしまい、動脈硬化、心疾患、脳卒中の引き金になってしまう事は多くの方に知られていますね。
他にも塩分の摂りすぎは、胃がんの原因になる、腎臓に負担をかける、酸化ストレスを増大する、血糖値が下がりにくくなるなどデメリットがたくさんあります。
日本人平均摂取量は10.2gで、基準をオーバーしてしまっています。しょっぱい味が好きな人だと、14から16gになるので、食生活には工夫が必要です。
薄味の出汁で、素材の持ち味を活かした調理する、ハーブやスパイス、果物の酸味を活用す
る、減塩の調味料を選ぶなどの対策が有効です。カップ麺には一個で5.5gも塩分が入っていますから、スープは飲まずに残す習慣を心がけましょう。