イーバランス整体院の患者さんのお悩みです。
妊娠前から排尿後の不快感を感じることがありましたが、出産して4ヶ月ぐらいしてから、排尿後の痛みがひどくなったそうです。産婦人科で膀胱炎と診断され、薬で治療しましたが、その後もなかなかすっきりしないという相談がありました。
今回は出産後の膀胱炎の原因と、予防方法についてお話ししていきます。
膀胱炎は 女性 はなりやすい傾向
膀胱炎は女性にとっても多い尿路感染症で、繰り返し悩んでいる方もいます。
原因のほとんどは、細菌感染によるもので、最も多いのは大腸菌ですが、クラミジア感染によることもあります。
女性は尿道口が肛門や実に近く、尿道も短いため細菌が膀胱に侵入しやすい身体 構造になっています。
膀胱炎の主な症状とは
膀胱炎の主な症状は、排尿時の痛み、頻尿、尿が濁る、血尿になるといった症状です。
尿検査で診断を行い、抗生物質の内服薬で治療を行います。治療してもすっきり治らない、または再発しやすい場合は、日常生活の注意も大切です。
膀胱炎の予防方法とは
・性交渉は細菌感染のきっかけとなりやすいので、双方がシャワーなどで清潔を心がけ、性交渉後は早めに排尿する。
・外陰部を清潔に保つ。
・休養、睡眠をしっかりと取り、免疫力の低下を防ぐ。
・水分を十分に摂取する。
というポイントが大切です。
それでも 膀胱炎が治らない場合
それでも治らない場合、細菌感染が原因でない「間質性膀胱炎」の疑いがあります。
一般的な膀胱炎は膀胱の粘膜表面の炎症ですが、間質性膀胱炎は粘膜の奥の間質という部分に炎症が達して、慢性の経過をたどります。
検査しても細菌が発見されないため、異常なしと言われたり、心因性とされたりすることがあります。この原因はまだはっきり分かっていません。