肩と首のコリ、痛みのセルフケア
肩、首の症状はなぜ起こる?
首筋から肩先や肩甲骨の周辺が重苦しく感じたり硬くこわばってきたり、鈍く痛みを感じた時には肩こり・首のこり、痛みです。
これら首肩のコリは筋肉の緊張っと疲労から起こるものです。腕や肩を使った長時間の作業、根を詰めたし仕事、不自然な姿勢目の疲れ、内臓関係の不調、精ストレスなどその原因は様々です。
首や肩こり改善のポイントとは
まずは首と肩を湯船につかったり、蒸しタオルなどで温めて筋肉の緊張をほぐします。少しでも血流を良くしてからの方がより効果的です。
首のこりや痛みのツボ
首のコリと痛みには、天柱(天柱)風池(ふうち)の指圧が良く効きます。首の横が痛む場合は翳風(えいふう)から気舎(きしゃ)にかけてのマッサージが効果的です。
肩こりや痛みのツボ
肩井(けんせい)から曲垣(きょくえん)など肩甲骨周り指圧やマッサージをおこないます。また、背中の厥陰兪(けついんゆ)も全身の血行を良くし、筋肉を柔らかくする効果もあるので忘れずに指圧していきます。
【天柱】
首のこりをほぐすときはまずここを指圧して首の緊張をほぐす。
《位置》首の後ろの髪の生え際にある2本の太い筋肉の外側のくぼみ
《ほぐし》親指でこねるようにツボをもみ押す。首のコリをほぐすのに効果的なツボで首の後ろの2本の太い筋肉沿いにマッサージすると更に効果があります。
【曲垣】
背中までこわばるような首・肩のコリと痛みに効果的。
《位置》肩甲骨の上方内側の角あたり
《ほぐし》指の中心がツボの面に対して垂直になるように奥に届くようにじっくり指圧するといいでしょう。
【肩井】
肩こりに最もよく用いられる非常に効果のあるツボ。
《位置》肩のてっぺんの中間あたり。
《ほぐし》肩のてっぺんの中央を中指か人差し指の中央を使いじっくり指圧かマッサージをします。じんわり痛気持ちいいくらいで押すのがコツです。
肩や肩甲骨周りも含めたツボと兼用するのがより効果的です。
【翳風】
首の横にこわばりがあるときはここから指圧を始める。
《位置》耳たぶの後ろのくぼんだ所
《ほぐし》指先で耳たぶの後ろのくぼんだ所を繰り返し押します。首の横の胸鎖乳突筋が辛い時はその周辺のツボも一緒に押すとより効果的です。