ストレッチは筋肉の柔軟性を良くし、ダイエット効果や肩こり、腰痛解消、ケガなども予防できます。体が柔らかくなれば驚くほど身体が快調!そして、こりや痛みが取れます。
しかし、ちゃんとしたやり方をしなければ、効果が半減してしまいます。ここでは、効果的なストレッチのコツを紹介していきます。
体が柔らかく継続できるストレッチ方法
これまでにストレッチは行ったけれど「効果が得られない…」と感じている人は、筋肉が奥まで伸びてない可能性が高いと言えます。
筋肉ストレッチならば、筋肉を深くまで伸ばすことができるので、硬くなった筋肉がほぐれ硬い体が柔らかくなります。さらに、血流の循環が良くなり、快適な体にリセットできるのです。
また、ダイエットをする時に食事制限やランニングなどの有酸素運動…、はたまたハードな筋トレに挑戦した人も多いでしょう。もちろん、そのような方法も体脂肪を減らすためには効果的です。
しかし、辛くてなかなか継続できない、一度はやせてダイエットに成功したものの、リバウンドにより元に戻ってしまったということも少なくありません。それに比べ、筋肉ストレッチは誰でも簡単にできる運動です。
しかも、5日から1週間ほど継続すれば、必ず体の変化が実感できるので、達成感もあり継続意欲も湧きます。もちろん、リバウンドもありません。ハードさもリスクもなく、手軽に健康になれるのです。
体を動かした方が痛みも解消しやすい
肩や腰など体に痛みがあると、痛みが引くまで動かさない方が良いと考えて、安静にしている人もいるでしょう。
もちろんそのケースもありますが、例えばギックリ腰などの急性の腰痛は、ある程度動けるようになったら、多少痛みがあっても筋肉を動かして血流を促した方が修復作用が高まります。
いつまでも安静にしていると、筋肉は余計に凝り固まってしまうため、血液の循環は悪くなるばかりです。すると、痛みもなかなか取れません。血液循環をよくすることが解決の近道なので、筋肉ストレッチが効果的と言えるでしょう。
体の奥の筋肉までしっかり筋肉ストレッチで伸ばし、血流を促せば痛みは早く引くと思います。
筋肉ストレッチを続けて良い事とは?
・体の奥の筋肉まで伸びるので、こわばりがほぐれて体が柔らかくなる。
・血流の滞りが解消される。・血液の循環が良くなります。
・酸素や栄養素が全身に行き渡る。
・体が元気になり、コリや痛み、太りやすい体質から解放される。
弱った筋肉繊維の再生で筋肉の質を高める
筋肉ストレッチで筋肉が柔軟になる仕組みを解説していきます。協力筋を使って身体の奥深くまで筋肉を伸ばし、その状態をキープすると、筋肉の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
筋肉は無数の筋繊維からできていて、その中には質の良いものと、弱ったものがあります。加齢や運動不足などにより筋肉が硬くなると、弱った筋線維がどんどん蓄積してしまいます。この弱った筋繊維の蓄積こそが、筋肉の柔軟性を奪う原因で、これを掃除することで柔らかく若々しい筋肉を取り戻すことができるのです。
それには、筋肉を伸ばして負荷をかけることが有効です。というのは、この弱った筋繊維は筋肉ストレッチで負荷をかけると、すぐに切れてしまいます。しかし、何もしなければそこに疲労物質や疲労物質が居座ったままとなり、いつまでも筋肉が硬い状態なのです。
ただ、それらはすぐに切れると言っても、従来のストレッチのように伸ばすだけでは切れません。筋肉ストレッチで、筋肉の奥まで十分に伸ばしてあげることが必要なのです。
筋肉繊維が再生する仕組みとは?
無数の筋肉線維が集まった筋肉には、良質な筋繊維と弱った筋肉繊維があります。
筋肉ストレッチで負荷を加えると、弱った筋繊維が切れて、良質な筋繊維の集合体となります。すると、筋肉繊維は再生し、筋肉は柔らかくなるのです。
体の疲労を取る筋肉のポンプ作用とは?
筋肉は伸びたり、縮んだりすることで血液を勢いよく押し出し、全身に送り込んでいます。
硬くて伸びにくい筋肉は、伸び縮みの幅が狭くなるため、ポンプ作用が弱ってしまい、コリや痛み、太りやすい体質になってしまう可能性があります。
弱い筋肉繊維が減れば質の良い筋繊維が高まります
筋肉ストレッチで筋肉は柔らかくなり、柔軟性も生まれます。筋肉は縮んだり伸びたりするポンプのような働きを繰り返し、血液を全身に送り込むようサポートをしていますが、その力も強くなります。すると、血液の循環が良くなり、体中に新鮮な酸素や栄養素が十分に運ばれるようになります。
その結果、代謝も上がり痩せやすい体になることはもちろん、肩こりや腰痛などの痛み、体の不調も改善されると思います。筋肉が柔らかくなれば、それらを未然に防ぐこともできます。また、筋肉痛や肉離れも、弱った筋繊維の蓄積が原因の一つなので、怪我のリスクや疲労の回復にもなるのです。
筋肉ストレッチは、このように身体に様々なメリットをもたらしてくれます。手軽にできて、短時間で効果も出やすく、継続すれば驚くほど身体は変わって行きます。
静的ストレッチと動的ストレッチの違い
筋肉ストレッチには、性質の異なる2種類があることを覚えておきましょう。
一つは「静的ストレッチ」です。これは、ゆっくりと筋肉を伸ばしていき、伸ばしきったところでしばらくその状態を保つというものです。ストレッチと聞いて、まずイメージするのはこのタイプではないのでしょうか?
もう一つは、「動的ストレッチ」です。筋肉を伸ばした状態に、単純な動作の繰り返しをプラスします。筋肉の柔軟性を高めるとともに、軽い筋力トレーニング効果も得られます。
静的ストレッチを行う時は、伸ばしきった姿勢で、1分間ほどキープするなど。時間が目安となります。
動的ストレッチは、一つの動作を20回から30回ほど繰り返すなど、回数を目安に行います。 この2種類のストレッチ法を目的によって、使い分けたり組み合わせることで、より効果的に体を柔らかくすることができるのです。
静的ストレッチ方法のコツは?
ゆっくり筋肉を伸ばし、伸ばし切ったところでしばらくその状態を保ちます。筋肉の柔軟性を高めることができます。
動的ストレッチ方法のコツは?
筋肉を伸ばしつつ、単純な動作を繰り返します。筋肉の柔軟性を高めるだけでなく、軽い筋力トレーニングの効果もあります。