赤ちゃんが泣き止まないときの対処法

育児を辛く感じさせる中でも一番つらいのが「赤ちゃんが泣き止まない」ではないでしょうか。

抱っこをしても怒ったような背中を反らせたりようやく 眠ったと思ったら、わずかな音でまた起きて泣き出したり…。特に産後の女性の体は赤ちゃんの泣き声に、ひどく心を揺さぶられるようにできています。「夜泣きで ママは飛び起きたのに、パパは少しも気づかずに寝ていた」というのにはこういう理由もあるのです。

今回は 赤ちゃんが泣き止まない時はどうすればいいか などを紹介していきます。

泣きやまない赤ちゃん

泣くたびにミルクを飲ませる

 赤ちゃんが泣くと親はまずお腹が空いていると考えます。

しかし、ここで興味深い実験があります。1960年代 医学的な理由によりチューブで栄養を取っている赤ちゃんを対象に「泣いたら満腹になるまでチューブでミルクを与える」という実験をしました。意外なことに、お腹がいっぱいになっても泣き止みませんでした。ところが抱っこをすると、お腹が空いてミルクを待ってる時でさえ、泣き止んだのです。

赤ちゃんというのは、私たちが思っている以上に、スキンシップや、関わりによる安心感を求めているのです。ところが、赤ちゃんが泣くたびに、ミルクが足りないと思って飲ませてしまう親御さんも少なくありません。

今度は胃が苦しくなって、「何とかしてよ」とさらに 泣き止まなくなってしまいます。飲ませる前に、赤ちゃんのお腹がパンパンになっていないか、ゲップはちゃんと出ているか、チェックしておくことが大切です。

ミルクを飲む赤ちゃん

抱き癖がつくというのは間違い

「安心感が大事というのは分かったけれど、 赤ちゃんが泣くたびに抱っこしてると甘えてしまって自立した子になれない」と考える人もいます。いわゆる抱き癖ですが、抱っこをして具合が悪くなることなど一つもありません。

確かに自立の反対は甘えです。でも、実は甘えとは、自立にとってなくてはならないものなのです。人間の赤ちゃんは他の哺乳類と違って生まれてから1年間自分で歩くこともできない、とても未熟な状態で生まれてきます。

親に完全に依存しなくては、生きていくことができません。赤ちゃんができる唯一の自己表現が泣くことです。泣いて ママを呼んで、あったかい胸に抱いてもらえると、赤ちゃんは安心感で満たされます。十分に依存して、安心感を得ると、今度は その世界は不自由だと感じ、「自分でやる」「嫌だ!」という気持ちが芽生えてきます。これが自立です。

ところが自立の世界は、自由であると同時に不安な世界です。その不安があまりに強くなると、子供は「ママ~、パパ~」と甘えてくるのです。こうして依存と自立の世界を行ったり来たりしながら、少しずつ 子供は自立していきます。

ですから、もし十分に甘えられず安心感を得ることができなければ、自立の世界に向かうことはできません。赤ちゃんがママを求めているのにこたえてもらえないことが積み重ねになると、安心感を得られないままです。

「甘えた人が自立する」「自立への道は 抱っこから」これが現在、専門家たちの間で考えられている正しい知識です。

なぜ抱き癖のイメージが広まったのか

今のおばあちゃん、おじいちゃん 世代 がママやパパを育てていた時代は、「抱き癖がついてはいけない」とその考えの方が全盛期でした。

泣いたけど抱っこはしてはいけない」「授乳は時間を決めて…泣いたからと言ってそのつど授乳はしてはいけない」という「強制自律法」言われる育児法がアメリカから入ってきて、日本にも大きく広まったのです。

ところが 、その後 アメリカではその育児方法は間違いだと否定されたのですが、そのような情報がきちんと日本に伝わってこないために、未だにそのように考えてる人が少なくないのです。

しかし、今は 抱き癖は気にせず、大いに抱っこしていいと言われています。 周囲の声は気にせず、正しい知識に自信を持ってほしいと思います。

抱き癖

たまには思いっきり泣くことも大切

では、赤ちゃんの要求をちゃんと満たしていれば、いつも機嫌がよく、めったに泣かないものでしょうか?

そうではありません。赤ちゃんは「泣くのが仕事」と言われるようにどんな100点満点のお母さんでも、赤ちゃんは泣くものです。だから、鳴き声を聞いて自分が責められているように思う必要は全くありませんし、一瞬たりとも 泣かせまいとして、トイレにさえ入れないとか、そこまでする必要はありません。

赤ちゃんが泣くのは、何かを伝えたいというメッセージであると同時に、感情表現でもあります。赤ちゃんは泣くことによって 、怒りや悲しみを上手に発散させているのです。だから、時には思いっきり泣くことも大切です。

それを何とか泣き止ませようと思って、叱ったり反対に放置したりすると、赤ちゃんは発散させる手立てを失ってしまいます。一番いいのは、「気持ちを聞いてもらいながら泣ける」ということです。大人だってストレスが溜まって悶々としている時、共感してくれる人の前で思いっきり泣けたら気分が晴れるものですよね。

自由に泣かせる

敏感な子供の場合、親に気遣って甘えたい気持ちを、知らず知らずのうちに押し殺してしまっていることがあります。そんな時はぎゅーと抱っこして、目と目を合わせて「どうしたの?何が嫌なことがあったの?」と話しかけます。

最初は無表情だったり、怒って暴れだしたりするかもしれませんが、離れて行かないように抱きしめ、腕の中で心ゆくまで泣いて発散させることができれば、歯止めは自然と外されていきます。この時、お母さんも一緒に泣いてしまっても構わないと思います。

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