冬も近づきいてきた今日この頃、寒さ対策はしていますか？
身体を冷やす事は身体に大きな負担をかけてしまいます。近年寒い日が多く冷えに悩まされている方も増えてきています。
「冷え性だから仕方ない」と諦めていませんか？
実はあなたの冷え性の根本的な原因は、体の中心にある「骨盤」のゆがみが原因かもしれません。
今回は骨盤がゆがむとなぜ冷えにつながるのか？
今日からできる対策などをご紹介していきたいと思います。
なぜ骨盤のゆがみが「冷え」を引き起こすのか？
骨盤は上半身と下半身をつなぐ身体の中心にあり土台になっています。
この骨盤がゆがむと身体全体に次のような悪影響が出てきます。
①血行不良による冷え
骨盤内には、下半身を通っている重要な血管（大動脈や大静脈）が通っています。骨盤が歪む事で骨盤内の内臓の位置が下垂する事により、その周辺の筋肉が緊張したり血管を圧迫してしまいます。
血管が圧迫されると、血液やリンパ液の流れが悪くなります。特に心臓から遠い下半身（足先）や子宮などの骨盤内の臓器への血流が滞り、冷えとして感じられてしまいます。
②自律神経の乱れ
骨盤の周辺には、内臓の働きや体温調節を司る自律神経が通っています。骨盤の歪みにより筋肉が緊張する事で自律神経にも影響を与えます。
自律神経が乱れると体温を一定に保つための調節機能がうまく働かなくなり、体温調節機能の低下により結果的に「冷え」を感じやすくなってし舞います。
冷えの原因は骨盤のゆがみかも？
ご自宅でできるセルフチェック方法
骨盤を歪みがひどい方は骨盤のゆがみが冷えの原因になっている可能性があります
以下の項目で３つ以上当てはまる方は要注意です
•足を組むのが癖になっている
•バッグをいつも同じ側の肩にかける
•立っている時左右どちらかの足に体重をかけていることが多い
•ハイヒールを履くことが多い
•座っている姿勢が悪い（浅く座る、背中が丸い、猫背など）
•下腹部や腰周り、足先が常に冷たいと感じる
骨盤を整えて冷えを改善する簡単対策
冷えを根本から改善するためには血流を良くすることと、骨盤を正しい位置に戻すことが大切になってきます。
骨盤周りのストレッチ
【骨盤周りの血流を良くするストレッチをする】
骨盤周りの筋肉をほぐし、血流を促す事が効果的です
●股関節のストレッチ
このストレッチは壁を使ったストレッチで体が硬い方でも比較的楽に股関節を伸ばせるのでやってみて下さい
①床に仰向けになりお尻を壁の近くに寄り両足を壁に沿って垂直に上げます（体は「L」字のような状態になります）
②ゆっくりと両足を左右に広げ、重力の力を利用して太ももの内側をストレッチします。この状態で30秒〜1分間キープします
※手が空いていれば、軽く両手で膝の内側を壁の方向へ押すと、さらに伸びを感じられます。
ポイント: 膝を曲げずに行うことで、より内ももに効きます。お尻を壁から離しすぎないようにしましょう。
●お尻の筋肉のストレッチ
お尻の筋肉は大きな筋肉のため柔軟にしておくと血流がよくなり冷えにも効果的です。
①仰向けに寝て片方の足首をもう片方の膝の上に乗せます（数字の「4」のような形）
②下の足の太ももの裏を両手で抱え、胸のほうに引き寄せます。お尻の筋肉が伸びるのを感じながら20秒キープします
ポイント: 反動をつけずに「じわーっと」伸ばし続けることが大切です。無理のない範囲でストレッチをしていきましょう。
座り方・立ち方を見直して冷え改善
日常生活内で骨盤を歪める動作を減らす事も大切になってきます。椅子に座る時は椅子に深く座り、坐骨（座ったときに当たるお尻の下の骨）を立てて背もたれにもたれすぎず、腰骨をまっすぐ保ちながら座るように意識をしていきましょう。
また、意識的に足を組むのをやめたり、立位の時は片側に重心がのりすぎないように左右均等に体重をかける意識も大事です。あぐらも骨盤が歪む座り方になりますので気をつけてみて下さい。
骨盤周りを温めて冷え改善
物理的に温めることも血流改善に効果的です。特に温めるポイントとして仙骨（お尻の割れ目の少し上、骨盤の中央の骨）が身体を温めるために重要です。
仙骨の周りには、上半身と下半身をつなぐ大きな血管が多く通っているため全身を温めたい時には効果的です。
仙骨のあたりにカイロを貼ったり、腹巻きで下腹部を温めたりすると、より身体が温まるため冷えの改善にも役立ちますので温めて下さい。
あなたのしつこい冷えは、単なる寒さの問題ではなく、骨盤のゆがみからくる血行不良が原因かもしれません。冷えを改善することは、生理痛の緩和や免疫力アップにもつながります。
今日からできる簡単なストレッチや姿勢の意識で、冷え知らずの健康的な体を目指していきましょう！
また、骨盤が歪みすぎてる場合はセルフケアだけでは効果が薄くなってしまいますので、専門の当院までご相談下さい。
骨盤矯正はお任せください
