骨盤は左右、前後、開閉、ねじれなど歪み方をします。その中でも骨盤の前方変位と後方変位によって自律神経の働き方が変わり、性格も変化するお話をしていきます。
骨盤の前後の歪みで交感神経に影響
左右の骨盤の高さにあるていどズレやねじれがあるのは当たり前のことなので深く気にする必要はありませんが、前後への傾きは心に、そして性格や生き方に大きく影響します。
前回お話したように、骨盤が前方変位だと交感神経が優位に立ち、後方変位だと副交感神経が優位になるので自律神経のバランスを保つために骨盤はまっすぐにしておきたいものです。
交感神経が優位の性格は
交感神経が優位になると、体は興奮状態になります。前のめりの姿勢が癖になり、骨盤の前傾 状態が続くと性格はせっかちで口やかましくなる傾向になってしまいます。
「ねぇ、ちょっと、ちょっと」と手と口ばかりよく働き、いざ体を動かそうとすると足が絡まって転んでしまうようなこともあります。
副交感神経が優位の性格は
逆に副交感神経が優位の人は体と思考が休息状態になります。骨盤が後方変位していることが多く、この姿勢になると視線が斜め下になります。
「どうせ私なんか」という気持ちでいっぱいになってしまいます。いつも疲れたようにイスにもたれかかって、座り人の批判はするけれど、自分では何も行動できずに言い訳ばかりしていることが多いです。前向きに行動する意欲がなくなってしまいます。
骨盤は立つ状態がとてもいい
骨盤が前後に傾いていると、前方変位でも後方変位でも視野はとても狭くなり、空間的にも 時間的に目の前のことしか見えなくなります。大きく使うこともできる指先と足先、そして口先だけよく動きます。
自分の意思で前向きに生きるのはちょっと難しいですね。やりたいことを楽しみ、幸せに生きるには気持ちも骨盤も姿勢も大切だと思います。