「カロリー制限」と「糖質制限」はどちらも体重を減らすダイエットに効果的な方法です。
「糖質制限」のほうが内臓脂肪のダイエットに成功しやすい理由はいくつかの生理学的な仕組みにあります。
目的や体質、生活の環境によっても変わると思いますが、順にわかりやすく説明します。
目的や体質によってダイエットを
「カロリー制限」と「糖質制限」はどちらもダイエットに効果的ですが、「どのようにやせたいか?」「自分の体質はこうだ!」「自分の生活習慣ならこれだ!」「爆食する?甘いの大好き!」などで適したダイエット方法を選びましょう。

カロリー制限ダイエットとは?
・食べた量(摂取量)よりも消費カロリー(燃焼量)を多くすることでダイエットに
・いつもよりトータルの食事量を減らして摂取カロリーを制限してダイエットにつなげる

糖質制限ダイエット(ローカーボ)とは?
・主食のお米や麺類の糖質の摂取量を制限してその代わりに身体の脂肪をエネルギとして燃やしてダイエットにつなげる

病院では「カロリー制限」が基本
現在の日本では肥満や糖尿病などで体重を落とす目的の治療として「カロリー制限食」による食事療法が一般的に行われています。
これはその人の体型委(身長、体重)と年齢や男性、女性や基礎代謝などとともに摂取エネルギーを計算します。3大栄養素のバランスについても細かく管理する食事療法です(糖質60%タンパク質20%脂質20%)

カロリ-制限のメリット
・摂取カロリーを減らせば痩せる
・栄養のコントロールをしやすい
・医学的にも根拠が豊富
カロリ-制限のデメリット
・お腹がすきやすい(空腹感)
・行き過ぎると筋肉量が減る
・基礎代謝が落ちやすい
糖質摂取量は1日120g以下が推奨
一方、「糖質制限食」とは糖質を一定以下にコントロールするだけで、タンパク質や脂質については特に制限をしない食事療法です。それは1990年代から欧米で注目され始めたダイエット方法です。
糖質制限に明確な定義はありませんが、多くの研究結果から糖質摂取量は1日120g以下と推奨されています。カロリー食との大きな違いは主食などのご飯や麺類などを抜いてその分、 魚や肉、野菜などのおかずを多く摂取することができるのです。ご飯や麺類を抜くだけで、かなりの糖質摂取を抑えることができます。

内臓脂肪を燃やすには糖質制限
日本では肥満や糖尿病の患者さんに対する「糖質制限食」の効果の論文が非常に少なく、医学会において疑問視されてきました。患者さんを糖質制限のグループとカロリー制限のグループに分け、1年後の変化を調べたそうです。
その結果 糖質制限グループのグループが体重やお腹周りと共に2倍以上も減り、内臓脂肪はなんと3倍以上も減少したのです。内臓脂肪はご飯や麺類の主食以外をしっかり食べる糖質制限で間違いなく体重を落とすことができるのです。

糖質制限のメリット
・血糖値の上昇を抑える
・インスリン分泌減少で痩せやすい
・早く体重が落ちる
・空腹感が少ない
・多く食べれるので続けやすい
糖質制限のデメリット
・過度な糖質制限は疲れやすくなる
・集中力の低下
・便秘を起こす人もいる
・運動の効率が悪くなる
・長期的な健康リスクの可能性

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