妊娠高血圧症候群

妊娠後期になったら食生活をよく節制しないと妊娠高血圧症候群を起こす可能性があります。また予定日を過ぎても陣痛が来ない時の対処法を紹介します。

妊娠中毒症

妊娠後期の妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の予防

妊娠後期に起こる一番怖い症状は、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)です。赤ちゃんをお母さんの体の異物として排除しようとする、腎臓と血管の病気です。妊娠すると腎臓はお母さんと赤ちゃん2人分の働きをしなければならないのですが、腎臓の機能は逆に妊娠前より落ちてしまいます。だからよく食事を節制しなければいけません。

塩分を取りすぎないよう薄味を意識するのはもちろんですが、中でも化学調味料に入っている「グルタミン酸ナトリウム」は血圧を上げる働きがあるので要注意です。外食やお店の惣菜など、美味しい味付けには、グルタミン酸ナトリウムが大量に含まれています。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症予防には自分で出汁を取る

出汁をとる

自然のうまみなら安心なので、煮干しと昆布の出汁を濃いめに取って、常備しておくのが良いと思われます。500ccの水に対して10cmの昆布を2枚と大きめの煮干し5~6匹で出汁を取り、冷めたらペットボトルに入れ、冷蔵庫で保存します。これを化学調味料が欲しいとき、代わりに使うのがとてもいいと思います。

妊娠後期は水分の摂りすぎも注意

妊娠中の水分

減塩以外に気をつけて欲しいのは、「水分の取りすぎ」です。水分はガブ飲みせず、少しずつ飲む習慣を付けると、水分のトータル量を減らせます。

妊娠後期は炭水化物もバランスよく…

妊娠後期の炭水化物

意外に知られていないのは、炭水化物を減らすことです。妊婦さんが妊娠後期に入るとご飯パンケーキなど炭水化物を摂りすぎないことがいいと思います。妊娠していない方で、ご飯と漬物があればそれで満足という食生活をしている人がいますが、妊娠後期の人は絶対に真似してはいけません。

炭水化物は元気に動くためのエネルギーとなる栄養素です。妊娠後期の妊婦さんは、お腹が重くなって動くことが少なくなるでしょう?ですから、炭水化物は最低限あればいいのです。目安としては、毎日お茶碗に軽く一杯ぐらいに止めることです。炭水化物を摂りすぎると、火がチョロチョロとしか燃えていないかまどに、どんどん薪をくべているような状態になり、体が不完全燃焼を引き起こします。

それが妊娠高血圧症候群につながるのです。妊娠高血圧症候群は、初産の人ほど症状が重くなる特徴があります。また妊娠10ヶ月の前半まで特に問題なく来た人でも、ほんの少し油断しただけで手のひらを返したように重篤な症状になることがあります。働く妊婦さんが、産休前に今日は特別と、送別会でたった1回のごちそうを食べただけで、妊娠高血圧症になってしまったという話を聞いたことがあります。

私はいつも思うのですが、出産したら何でも好きなものを食べていいので、今は「自分の命」と「赤ちゃんの命」を守るため、炭水化物の摂取をコントロールした方がいいと思います。

あんこや飴など、炭水化物を含まない甘いものについて、私はあまりくどくど言いませんが、赤ちゃんの脳の栄養になりますから食べ過ぎない程度に食べていいとは思います。そして野菜を取ることはもちろん、体を作るタンパク質、カルシウムもバランスよく食べてください。

出産予定日になっても陣痛が来なくても不安にならないで

ママさんのおなかの中は桃源郷です。その理想郷の中で赤ちゃんは1日に1400万年もの進化を続けています。 プロの人たちから見れば「予定日は未定」という言い方をしています。予定日は一つの目安でしかありません。

陣痛が来ない

陣痛が来ないのは赤ちゃんが居心地がいい証拠

昔から「予定日より伸びるお産は安心」と言うんです。赤ちゃんは賢いですから、何かのトラブルがあると早く産まれて来ようとします。予定日を過ぎてからお産になるということは、赤ちゃんもお母さんも良い状態ということなんです。

赤ちゃんはおなかの中で一生懸命に「脳」の充実を図り「体」も成熟させ、光り輝く人生を送りたいと願ったとき、合図を送ってきます。それが陣痛なんです。予定日を中心に前後2週間が正期産です。予定日を過ぎてもヤキモキせず、心を落ち着けて赤ちゃんの準備が整うのを待ってあげてください。

出産予定日

自分でもうすぐ出産と分かる方法を教えます

自分で出産の感覚が分かる方法として、お風呂に入った時に、おしもに手を当ててみましょう。お産の準備がまだできていない時は、おしもがしゃっきりとしているものです。それが産む体勢が整ってくると、ふわっとした感触になってきます。のんきの人はお産が軽く、何でも計算ずくの人や、自分は痛みに弱いと常に考えているような人は、お産が大変になりがちです。

お産は素直な気持ちですると良いです

「いつ陣痛がくるか、いつ陣痛がくるか」なんて考えず、のんびり過ごして自然体でいればいい出産ができます。そうそう、里帰りしているとお産の始まりが遅れがちになります。気持ちが「妻」から「娘」に戻ってしまうからなのでしょうか?

そう!里帰りしていないママさんでも、無事出産まで楽に過ごしましょう。

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