セルライトの原因|食べ物、ホルモンや自律神経でも影響

セルライトは下半身に限らず上半身にもついてしまいます。前回は「セルライトのレベル6段階のチェック方法」を紹介しましたが、セルライトの段階が悪くなるほど改善しづらくなってしまいます。セルライトがついてしまうライフスタイルの原因をよく理解しましょう。

今回は女性にとって気になるセルライトができてしまう原因を紹介します。

セルライトは上半身だけでなく下半身にも

セルライトは下半身だけでなく上半身にも

セルライトはお尻、太もも、ふくらはぎの下半身に限らず、腕、首の後ろ、背中、お腹周りの上半身にもできます。

それはどこで脂肪組織で障害が起きているのかでセルライトができる箇所が変わってきます。むくみやすい下半身はできやすいので悩んでいる女性は多い事でしょう。

セルライトは下半身だけでなく上半身にも

セルライトができる原因とは?

セルライトの原因は脂肪組織の損傷によってついてしまいますが多くの原因があります。

カロリーオーバーで脂肪の蓄積

揚げ物やお肉の脂身が好き、ファーストフードをよく食べる、甘い物が大好き、お酒が好きで過度に飲酒などで余分なエネルギーが脂肪細胞に蓄積されてしまいます。脂肪細胞はエネルギーの貯蔵庫なので、余分に蓄積すると肥大していきます。

細胞が抱え込めなくなった水分が細胞の隙間に入り込んで血管やリンパ管を圧迫します。それにより老廃物を体外に放出されなくなるとセルライトになってしまいます。

カロリーオーバーで脂肪の蓄積

塩分の摂りすぎによるもの

塩分は高血圧になってしまうのは皆さんお分かりだと思います。しょっぱい食べ物や濃い味付けは塩分量が高いのもお分かりだと思います。それ以外に塩分の特徴として体内に水分を多く溜め込みます。

排出しきれない水分は重力により下半身に停滞してむくみになります。同様に血管やリンパ管を圧迫し、老廃物を体外に放出されなくなるとセルライトになってしまいます。

塩分の摂りすぎによるもの

喫煙によるセルライト

喫煙をするとニコチンにより血管が収縮してしまいます。血管の収縮は血液の流れを悪くしてしまいます。流れが悪くなった血管には老廃物を溜め込んでしまいます。そのことによりセルライトになってしまいます。

飲酒によるセルライト

お酒を飲んで体内にアルコールが入ると体は脱水した状態になります。そのことにより体は脂肪を蓄える環境になります。

また、過度の飲酒は体がむくむのでもちろんセルライトができる環境になりますのでほどほどに…。

アルコールによるセルライト

カフェインによるセルライト

コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれます。カフェインを摂取すると体への影響はストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を促進します。

また、カリウムを体外に排出させる作用があるのと、鉄分を体内に吸収するのを妨げてしまいます。それはむくみにつながり代謝が悪くなるので、ダイエットを妨害しセルライトができる身体になる可能性があります。

妊娠と出産によるセルライト

妊娠すると無事に出産を迎えるためや授乳に備えるために、子宮の周りに皮下脂肪を溜め込んで子宮を守ろうという身体になります。妊娠中の4ケ月から6ケ月までに多く放出される成長ホルモンに似たようなホルモンのhPL(ヒト胎盤性ラクトゲン)やリラキシンの影響によるものです。

その他に黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が多くなるからです。黄体ホルモン(プロゲステロン)がたくさん放出されると、食欲が増してしまい体重が増えてしまう傾向になります。また、生理中のエストロゲンとプロゲステロンの分泌量の変化と同じようにむくみやすい身体になります。

妊娠によるセルライト

ホルモンバランスの崩れによるもの

生理より女性の身体には大きな変化があります。エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が変化します。そのことにより血行が悪くなるのと体温が上昇して女性の体は体内に水分を溜め込みやすい環境になります。

女性にとって気になるクマやくすみ、シミやシワ、セルライトの原因となるむくみやすくなります。

骨盤の歪みや猫背によるもの

骨盤が歪むと腰やお尻、足の筋肉に負担がかかり、猫背になると背中や肩、首の筋肉に負担がかかります。そのことにより血行不良やリンパの流れが悪くなり、むくみや冷えにもつながります。足を組んだり寝中が丸まった状態で生活するのは気を付けましょう。

骨盤や猫背によるセルライト

セルライトになる3つの仕組みとは

上記で紹介したセルライトができてしまう原因を紹介しまいましたが、セルライトにつながる3つのプロセスを紹介します。

1:老廃物や毒素(毛細血管の障害)

血液中には酸素や栄養素が多く含まれています。太い動脈の大動脈から普通の血管、末端にある毛細血管へと循環します。組織内の細胞周辺の毛細血管まで運ばれると、その酸素や栄養素を供給します。

その細動脈→毛細血管→細静脈など、細い血管の血液の循環を「微笑循環(マイクロサーキュレーション)」といいます。微細循環は体内の循環を維持するためにとても重要な役割を担っています。

この循環に不具合が起きると細胞に細胞が必要とする酸素や栄養素が正常に運ばれず組織が衰退していきます。そのことにより老廃物や毒素が排出されずに溜まってしまいます。それにより組織が損傷して新しい細胞の生成にも悪い影響を与えてしまいます。

酸素や栄養素が吸収できなくなる悪影響は太い縄のような線維を作り出し、早いスピードで脂肪細胞を包み込み皮膚の表面が凸凹してセルライトになります。

2:むくみ(静脈でおこる障害)

動脈は重力により下半身に流れやすいですが、静脈は重力に逆らって心臓に戻っていくため滞りやすく血液が下半身に溜まってしまいます。

運動不足、座りっぱなし、立ちっぱなしで静脈の流れが滞る老廃物や毒素も溜まってしまい、本来体外に放出される有害物質が静脈の壁に損傷を与えてしまいます。そのことにより下半身の水分が溜まりむくみになるのですね。

3:リンパ排液の障害によるもの

私たちの体内には血管の他にリンパ管が草木の根のように広がっています。リンパ管は血管よりも細くトラブルになりやすいものです。しかもリンパ管は非常に弱く、どこかにぶつけただけでも損傷してしまいます。

水分や毒素が体外に放出されずリンパ管に滞りむくみとなります。それが引き金でセルライトがついてしまう原因になります。また肌のくすみやクマなどにも影響がでます。有害物質をろ過する機能も持っているので免疫機能も低下する可能性もあります。

セルライトになる仕組み

下半身でできやすい部位は?

下半身にできやすい部分を紹介します。

1:お尻から太ももの後ろや外側

下半身の中で一番セルライトがつくのはお尻から太ももの後ろや外側です。人によっては膝裏のくぼんだ部分にも付いてしまいます。

セルライトがつくスピードが速いので、一番セルライトがついてしまう部分なのですが、マッサージや運動などのセルフで改善される部分です。セルライトのレベルが悪くなる前に、気がついたら早めの改善を試みましょう。

お尻から太もものセルライト

2:太ももの前側

太ももの前側は大腿四頭筋の中の大腿直筋と中間広筋がある位置です。股関節の前面から太もも、膝のお皿まで分厚くセルライトがつく傾向にあります。

セルライトを落とそうと頑張って運動をしても、間違った運動をすると逆効果になります。バランスの良い食事を大前提にし、末端の血管や静脈のリンパの流れを良くしてデトックス、適切な運動で改善しましょう。

3:膝のお皿まわり

膝関節のお皿まわりにセルライトがつく原因の特徴は様々なホルモン治療、不妊治療やピルの使用などがあげられます。膝まわりのセルライトは落ちにくくしつこいものです。

セルライトの組織内の線維が密集しているので膝の内側はなかなか改善しません。圧着ソックスを履いてリンパの流れを良くしながら運動をしましょう。

4:ふくらはぎから足首にかけて

下腿三頭筋のふくらはぎからアキレス腱にセルライトがついてしまっている方は、甘い物やスナック菓子を好んで食べている傾向があります。

むくみが原因となりますので体内にたまった余分な水分を排出する必要があります。下半身のマッサージや食物繊維カリウム、ビタミンB群や鉄分を意識して摂取しましょう。

膝まわりやふくらはぎのセルライト

水分を排出する食品

ここではむくみにつながる水分を排出する食品を紹介します。

食物繊維で水分を排出

・ほうれん草
・干し芋
・オクラ

ほうれん草と干し芋

カリウムで水分を排出

・果物(バナナ、メロン、缶詰のミカン)
・ほうれん草
・ジャガイモ
・長いも

バナナと長いも

ビタミンB群で水分を排出

・豚肉
・赤身の魚
・玄米
・豆腐
・カボチャ
・ブロッコリー
・たらこ
・煮干し
・ナッツ類

豚肉とブロッコリー

鉄分で水分を排出

・レバー(牛、豚、鶏)
・赤身の牛もも肉
・赤身の魚類(さんま、かつお)
・貝類(赤貝、あさり、牡蠣)
・小豆や枝豆の豆類
・小松菜やほうれん草

レバーとあさり

あなたの生活スタイルをチェック

・ダイエットでリバウンドする
・甘い物好きで糖分を多く摂取
・揚げ物などの脂肪分が好き
・食事よりもお菓子の方が多い
・果物や野菜は好きではない
・塩分の多い濃い味が好き
・アルコール(お酒)が好き
・コーヒーや紅茶のカフェインが好き
・タバコを多く吸う
・普段から運動はしない
・寝つきが悪く不眠ぎみ
・便秘になりやすい
・姿勢が悪く猫背である
・足をよく組む

当てはまる項目が多いほどセルライトになる可能性が強くなります。

イーバランス整体院院長

『資格:整体師』
整体師歴26年
〈略歴〉
1998年3月 ナショナル整体学院卒業
1988年4月 天祖鍼灸整骨院勤務
2000年6月 オアシス整体院勤務
2010年1月 ラクシア整体院勤務
2013年6月 イーバランス整体院開院
現在に至る
志木駅東口イーバランス整体院は骨盤矯正や骨格矯正で腰痛や肩こりを改善します。特に産後の骨盤矯正は好評です。

『皆様の症状を親身に考え心を込めて整体や骨盤矯正を致します』お気軽にご相談下さい。

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