出産はフルマラソン以上のエネルギーを使います。出産後はママさんの体力を回復するために、とにかく産後4週間は横になって休むことが大切です。妊娠中の中期から後期はお腹も大きく、上半身がのけぞり腰痛になりがち…。骨盤バランスはもちろん全体のバランスも崩れ、坐骨神経痛、股関節痛、膝関節痛にもつながります。猫背にもなり背中の痛み、肩甲骨のコリ、肩こりにもなります。赤ちゃんを産んだら体が楽になると思っているママさんも少なくはないでしょう。
今回は出産(分娩)はどのくらいのエネルギーを使うの?赤ちゃんを産んでからの産褥期(退院後の1か月)の過ごし方を紹介します。
出産(分娩)はどのくらいのエネルギーを使う?
ママさんたちが出産(分娩)する時の消費エネルギーは約2.000〜5.000キロカロリーくらいと報告されています。
それはどのくらいかというと…

1:フルマラソンを走り切る以上
2:頂上へハイペースの登山
3:24時間以上の徹夜からの激しい運動
4:全力の筋トレ、瞬発的な筋トレを数時間
このように出産はマラソンのような持久力、長時間の筋トレと同様の瞬発力を同時にやっていることなのです。いかに出産がママさんの体力はもちろん心にも負担やストレスがかかっているのです。
産後1か月は無理せず体の回復期間

分娩時は自律神経の交感神経が優位になり呼吸数、心拍数や代謝が上がります。
それは分娩後は大きな体への負担と心へのストレスを余儀なくされるのです。
WHO(世界保健機関)も分娩前からエネルギー補給をすることを推奨しています。
出産後、退院して1か月の心の心境
一番大きくなっていた時期から心も体もつらかったですよね。
出産したら「このつらさから解放される」と思っていたママさんも多いと思います。重かった体も軽くなり、崩れた身体のバランスもすぐに戻ると思っていても、実際は出産後の体の違和感や朝も夜も関係ない授乳や育児に追われ寝不足…妊娠中の方がまだ楽だったと思っているでしょう。
出産後、退院して1か月の体の状態
出産後は何かとバタバタして安心して休める環境が整わず育児に四苦八苦される人も少なくないです。
旦那さんはもちろんのこと、両祖父母の手を借りてでも体の回復に努めるべき時期に、無理をして心身ともに疲れると出産の体の回復が遅れてしまう傾向があります。
内臓が元の位置に戻りにくくなりますし、腰痛の慢性化や心の病を引き起こす原因になりかねません。
退院してママが友人にして欲しいサポート
出産のお祝いに友人が訪問しに来ると思いますが、その前にお祝いの物品よりも、人の手が何よりも嬉しいことを伝えましょう。

ママの代わりの家事代行
産褥期はママさんの友達は体の回復を手伝いましょう
・部屋の掃除をしてもらう
・洗い物を洗う、かたずける
・洗濯物を干してあげる、畳む、しまう
・簡単にごみをかたずける
・食材を買ってきてあげる
足りない日用品を買ってきてあげる
・おむつ
・おしりふき
・ウエットシート
食事を差し入れする
外出の機会が少ないので特に喜ばれます
・温めるだけの食べ物
(ご飯、、おにぎり、スープ、カットした果物、ノンカフェインの飲み物)
少しの間でも赤ちゃんのお世話する
・ママに仮眠を取ってもらう
・シャワーやお風呂に入ってもらう
・ゆっくり食事を食べてもらう
上の子がいればお世話してあげる
下の子が生まれたことでママは上の子との時間が少なくなってます。
特に外に出る機会が少なくなっているので一緒に外出してあげましょう。
公園に連れて行ってストレス発散させてあげましょう。
様々な話に寄り添ってあげる
産後のママは孤独を感じることが多く心が不安定になります。
お友達なら少しでも心が救われるように気にかけてあげましょう。
・出産の大変さを分かち合う
・不安や不満を共有する
・他のママとは比較しない
・とにかく共感してあげる
・「頑張っているよ」と無理をさせない
※自分の経験を無理に押し付けないようにしましょう。
※お友達は手際よく動き、長居しないように心がけましょう。(30~60分を目安に)
産後1ヶ月の時期に避けること

・訪問客のおもてなし
・お祝のメールの返事やSNSの更新
・テレビの見すぎ
・インターネットや友人の体験と自分を比べる
食事と栄養で回復!不足がちな栄養素を補うコツ

産後のママは鉄分・タンパク質・カルシウム・ビタミンD・葉酸が不足しやすいので、毎日意識して食事に取り入れていきましょう
分娩の出血や授乳、睡眠不足で栄養が不足しがちです。
肉・魚・卵・豆類をしっかり摂取して、汁物や温かい食事で体を温めることも大切です。
豪華なな食事を作る必要はなく、レトルトや宅配サービスを活用して「無理なく栄養を摂取」することを意識することが大切です。
産後1ヶ月のママに必要なことまとめ
・横になり体ができる環境を
・出産はフルマラソン以上のエネルギー消費
・出産後も体の違和感や疲労は続く
・友人は“物より手”を届けるのが一番嬉しい
・早く回復するために足りない栄養素を補う


