腰が痛くて困っている人はとても多いはずです。それは人間が2足歩行で歩くことを選んだことによる宿命なのです。

男性がなりやすい主な症状
人口1000人に対しての男性の症状別の人数を紹介します(平成10年厚生省、国民基礎調査より)
・腰痛…77.5人
・肩こり…57.2人
・せきやたん…53.1人
・鼻水や鼻づまり…45.1人
・体がだるい…40.3人

女性がなりやすい主な症状
人口1000人に対しての症状別の人数を紹介します(平成10年厚生省、国民基礎調査より)
・肩こり…122.8人
・腰痛…106.7人
・手足の関節痛…68.9人
・目のかすみ…57.6人
・体がだるい…55.3人

腰痛は国民病で1番多い
ほとんどの人は人生の間に一度は腰痛を経験すると言われています。
そして現在も多くの人が腰痛に悩んでいます。平成10年の厚生労働省の「国民生活基礎」の調査では、腰痛が1番多かった症状で、年齢を重ねれば重ねるほど腰痛で悩んでいる人が増えています。
そして腰痛を訴える人の4人に3人が腰痛改善のために病院や整骨院 、整体、マッサージや針灸などの治療を受けた経験があるそうです。
二足歩行に進化したメリット
人間の進化の過程で四足歩行から二足歩行へと進化したのは大きな進化でした。
二足歩行で立ち上がることにより、「他の動物とは大きな差」となったのです。
①頭の位置が脊柱に乗っかる
・四足歩行よりも頭が安定する
・遠くを見渡せるようになった
・長距離の移動が可能に
・エネルギー効率がいい
・頭の下に脊柱がくる構造

②骨盤と脊柱の位置関係が変わった
・脊柱がS字の構造になった
・骨盤は横に広がり短く
・骨盤が内臓をうまく支える

③両手が空き自由になった
・木の枝や石の道具を使う
・火を使う
・手先が器用になった
・物や食材を多く運べる

④脳の発達につながった
進化として一番大きかったのは大脳の発達です
・社会生活の構築
・道具を加工
・文化の発展
・言語の発達
・思考力の発達

腰痛は二足歩行を選んだ代償
二本足で生活するようになり、大脳が発達し手先が器用になり生活の仕方も大きく変わりました。
しかしその代償として人間は腰痛や肩こりに悩まされることになりました。
どうして二足歩行だと腰痛に?
腰痛は二本足で立った時からの宿命です。それは四足歩行だと体幹と頭の重みは両手と両足に分散されますが
二足歩行だと
・上半身を腰と骨盤で支える
・脳の発達で頭が重い
・頭蓋骨が大きく重く
・背骨がS字カーブ
・骨盤が水平から垂直に
・衝撃が腰と骨盤に直撃

このように二足歩行の進化により腰に負担のかかる体のバランスになってしまったのですね。
現代の生活になりさらに腰痛
人類が完全な二足歩行を始めたのは約400万年前です。そして現代の生活はここ百年で激変しました。
・長時間のデスクワーク
・車や自転車移動で歩かない
・運動不足
・筋力低下
・硬い床や靴の生活


歩く前提の体 なのに 座り続ける生活がさらに湯痛を促進させてしまっているのですね。
腰痛や骨盤バランスのお悩みならお任せ
お悩みご相談ください



