生理不順や不妊症は内臓脂肪が原因|その理由と改善方法4種類

女性特有の体調不良は内臓脂肪が原因となることがあります。 内臓脂肪が『生理不順』や『不妊症』に大きく影響します。前回は『逆流性食道炎原因と改善方法』を紹介しましたが、今回は内臓脂肪で「生理不順」や「不妊症」の原因やその改善方法を紹介します。

脂肪が生理不順や不妊症の原因に

生理や不妊症不妊症の原因は様々ですが、内臓脂肪の増加で生理不順や不妊に大きく影響する可能性があります。

内臓脂肪がホルモンバランス分泌を乱してしまい、生理不順や不妊を引き起こしてしまいます。

内臓脂肪が生理不順や不妊症を引き起こす

内臓脂肪が生理不順になる原因

生理不順の原因として内臓脂肪がかかわっているのが分かっています。以下の要素になりますので参考にして下さい。

①ホルモンバランスを崩す

内臓脂肪は単純な「脂肪の塊」ではありません。実は内臓脂肪はホルモンも分泌しているのです。しかしそれは女性ホルモンやインスリンの分泌に悪影響を与えてしまう物質のアディポカインなどを分泌してしまうのです。

女性には大切なエストロゲンやプロゲステロンの分泌バランスが崩れ、生理周期が崩れ生理不順が起こります。

生理不順

②インスリン抵抗性で排卵障害

内臓脂肪型肥満の人はインスリン抵抗性のため、血液中のインスリンが増加しています。インスリン抵抗性になると血液中の女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンの分泌が低下し、男性ホルモンのアンドロゲンが過剰に分泌されます。

そのことにより卵巣の機能低下や排卵障害と卵子の質が悪くなってしまう傾向があります。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でもこの状況が関連しています。

③内臓脂肪と生理不順の悪循環

①と②が組み合わさると生理不順の負のスパイラルになってしまいます。

まずは1:内臓脂肪が増える
➡2:ホルモンバランスの乱れで生理不順や排卵障害
➡3:生理不順でエストロゲンの分泌が減る
➡4:体の代謝が低下し内臓脂肪が増える環境になる
上記のように内臓脂肪は生理不順にもなり、生理不順は内臓脂肪を増やしてしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。

内臓脂肪で負のスパイラル

内臓脂肪で不妊症になる原因

医学的に内臓脂肪と不妊症は大きく関わっています。内臓脂肪と不妊症の関係と原因をご参照ください。

内臓脂肪で不妊症

①ホルモンバランスで不妊症に

内臓脂肪を蓄えすぎると、脂肪細胞からレプチン・アディポネクチン・TNF-αなどのサイトカインが分泌されます。

これらのホルモンは卵巣の健康に影響を及ぼし、排卵障害や生理不順になり不妊症になりやすい体質になってしまいます

②男性ホルモンの増加によるもの

生理不順と同じ原因になりますが、内臓脂肪から男性ホルモン(アンドロゲン)を通常よりも多く分泌させてしまいます。

男性ホルモンのアンドロゲンは卵胞の質を低くしてしまい、不妊症になりやすい体質になってしまいます。

男性ホルモンの増加で妊娠しづらい

③子宮内膜や卵子への悪影響

内臓脂肪が多く増えると身体に炎症を起こしやすくしてしまいます。慢性的な身体の炎症は卵子が弱くなり質が低下します。

また、子宮内膜の妊娠する機能が低下してしまい不妊症につながるという報告があるそうです。

④男性の精子により妊娠しない可能性

男性の機能の問題によっても妊娠する確率が下がってしまいます。原因としては女性と同じく内臓脂肪が蓄積するとホルモンバランスが崩れます。中でもテストステロンというホルモンの分泌が低下していまいます。

そのことにより
・精子の数が減る
・濃度が薄くなる
・精子の運動機能の低下
で女性が妊娠しづらい可能性もあります。

男性の精子により妊娠しない可能性

脂肪での生理不順や不妊の改善方法

ここではセイル不順や不妊症の改善の為のアプローチ方法を解説します。

①食生活でアプローチ

●内臓脂肪を減らす食生活を
・炭水化物(特にお米)を雑穀米
・通常のパンを全粒パン

雑穀米・全粒粉のパン


・血糖値の上昇を抑える(GI値の低い食品)
・良質なタンパク質(魚,大豆,鶏胸肉,卵)を摂取
・オメガ3脂肪酸(青魚、アマニ油、くるみ)でホルモン調整

良質なタンパク質・オメガ3脂肪酸

●避けたい、控えたい食べ物とは?
・甘いお菓子、炭酸飲料水は控える
・脂肪分の多い食べ物は控える

脂っこい食べ物・甘い物

②適度な運動を心がける

・内臓脂肪を減らす有酸素運運動
・ウォーキングやジョギング
・サイクリングや水泳
・筋力トレーニング

ジョギング・筋トレ

・筋肉を動かして脂肪燃焼
・筋力をつけて代謝UP
・ヨガで自律神経を整える

③より良い生活習慣を心がける

・質の良い睡眠
・同じ時間に就寝、起床(7時間は睡眠)
・ストレスを溜めない
・ストレスはホルモンバランスが崩れる
・瞑想や深呼吸、趣味で発散
・冷えると循環が悪くなる
・お腹を暖め卵巣の機能を上げる

良質な睡眠・ヨガ

④医療的アプローチ

●生理不順が続く場合は 婦人科に相談
 ・病院でホルモン検査をして原因を追及
 ・低用量ピルでホルモンバランスを整える
 ・黄体ホルモン製剤
 ・排卵を促すクロミフェン(クロミッド)排卵を起こす
 ・漢方薬を服用(当帰芍薬散、桂枝茯苓丸など)

ホルモン治療・漢方薬を服用

まとめ

・内臓脂肪が生理不順の原因に
・内臓脂肪が不妊症の原因に
・内臓脂肪はホルモンバランスを崩す
・ホルモンバランスの崩れで不妊に
・アンドロゲンの増加で不妊に
・炎症により子宮内膜や卵子への悪影響
・男性の影響で不妊もある
・食生活で改善
・適度な運動で改善
・良い生活習慣で改善
・医療機関で改善

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イーバランス整体院院長

『資格:整体師』
整体師歴26年
〈略歴〉
1998年3月 ナショナル整体学院卒業
1988年4月 天祖鍼灸整骨院勤務
2000年6月 オアシス整体院勤務
2010年1月 ラクシア整体院勤務
2013年6月 イーバランス整体院開院
現在に至る
志木駅東口イーバランス整体院は骨盤矯正や骨格矯正で腰痛や肩こりを改善します。特に産後の骨盤矯正は好評です。

『皆様の症状を親身に考え心を込めて整体や骨盤矯正を致します』お気軽にご相談下さい。

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