椎間板とは?構造・役割・ヘルニアの原因をやさしく解説|腰痛予防の基礎知識

腰痛の原因で多いのは椎間板ヘルニアです。その椎間板の構造や機能役割、椎間板がどのようになると椎間板ヘルニアになってしまうのか?を解説します。

椎間板ヘルニア

椎間板をわかりやすく解説

椎間板についてわかりやすく解説します。

椎間板って何?椎間板はいくつある?

脊椎(頸椎・胸椎・腰椎)は24個あり、その椎骨で脊柱を構成しています。
椎間板はその椎骨と椎骨と椎骨の間にある23つの組織で「外からの衝撃を吸収するクッションの役割」があります。それだけではなく荷重制御・運動制御・神経保護を同時に担う高度な構造体です。
椎間板は弾力性があり伸びたり縮んだりでき、それにより背骨の曲げ伸ばしができるんですね。

脊柱と椎間板

椎間板は髄核と繊維輪で構成

椎間板はどのような構造をしていて、各々はどんな構造をしているのでしょうか?その機能を紹介します。

①髄核(ずいかく:Nucleus Pulposus)

椎間板の中心部にあり、セリーのような柔らかく弾力のある組織でできています。周囲には繊維輪があります。
【特徴】
●約70%~90%が水分
●ゼラチン組織の高含水組織
●コラーゲンとプロテオグリカンが成分
●圧縮力を「水圧」として均等に分散
●線維輪よりやや硬めの軟骨

【機能】
●体重や衝撃を分散、吸収
●動く際に伸び縮みし力を逃がす
●体幹を曲げる、反らす、歩く、座るの基礎

②線維輪(せんいりん:Annulus Fibrosus)

【特徴】
●髄核を包み込んでいる
●約15~25層の薄い板状構造
●線維軟骨の層板が同中心状に配列
●隣の層とは線維の向きが逆(交差構造)
●コラーゲン線維の軟骨
●髄核より柔らかい組織
●線維輪は痛みを感じる

・線維輪の外側1/3には神経が分布
・その場所が損傷すると強い痛み

【機能】
●髄核が飛び出さないように保持
●ねじれ、曲げ、伸ばしに耐える
●衝撃に耐える
●椎体同士の過剰運動を防止
●脊柱を安定させる

③ 軟骨終板(なんこつしゅうばん:Endplate)

椎体と椎間板の間にある薄い軟骨層
【機能】
●栄養の通路(血管がない椎間板への供給)
●圧力を椎体へ均等に伝達
●髄核の水分保持に関与

➡ 動かない生活=栄養不足=椎間板変性

椎間板の一番の役割

荷重分散システムの役割がある椎間板は体の状態によってどのように変化するのかを解説します。

立位での椎間板の状態

●上半身の重さと緊張を支える
●髄核が水風船のように膨らみ分散

座位の椎間板の状態

●立位よりも1.5倍から2倍の圧がかかる
●姿勢が悪いとさらに圧がかかる

腰を曲げた時の椎間板の状態

●前方の線維輪:圧縮
●後方の線維輪:引き伸ばされる
●髄核は後方へ移動

※後方の線維輪が弱いとヘルニアになりやすい

腰を反らした時の椎間板の状態

●後方の線維輪:圧縮
●前方の線維輪:引き伸ばされる
●髄核は前方へ移動

腰を曲げた時と伸ばした時の椎間板の状態

体を横に倒した時の椎間板の状態

【体を右に倒した場合】
●右側(倒した側)
 椎骨同士の間隔が狭くなる
 椎間板は圧縮される
●左側(反対側)
 椎骨同士の間隔が広がる
 椎間板は引き伸ばされる

側屈の椎間板の状態

重い荷物を持った時の状態

重い荷物を持った瞬間が一番椎間板に負担がかかる状態です。

上半身の重さと荷物の重さの負荷がかかり椎間板が上下から強く押しつぶされます。特に腰椎4、5番と5番と仙骨間に集中します。
例えば体重60kgの人が10kgの荷物を持った時、腰椎には100kg以上相当の圧縮力がかかることもあります。

●前屈+回旋 → 線維輪に最大ストレス
●これが椎間板ヘルニアの典型発生機序

荷物をもって腰を痛める女性

椎間板は神経を保護する役割も

椎間板は椎骨の間隔を保持し、神経の通り道を確保して神経が圧迫されないように機能しています。椎間板が狭くなる、つぶれたり飛び出したりすると「椎間板ヘルニア」になります。

椎間板に負担をかけず守るには

椎間板を守り、負担をかけないための方法を「日常動作・姿勢・筋肉・生活習慣」の4つに分けて紹介します。

①日常動作で椎間板を守るポイント

腰を曲げるときは股関節から曲げ腰だけで曲げない、丸めない。
●膝を落として物を拾う
●物を持つ際は体に近づけて

【NG行為】
●腰だけ曲げて物を拾う
●お腹に力を入れず長時間中腰

腰だけ曲げて物を持ち上げる女性

②正しい姿勢で生活する

【椅子の座り方】
●椅子には深く座る
●背もたれは垂直に近い感じがよい
●背中を丸めて座らない
●机と椅子の高さが合うように
●長い中腰はなるべく避ける

【立ち方】
●腰を反りすぎない
●胸を張りすぎない
●猫背にならない
●高いヒールは避ける
●耳、肩、骨盤、くるぶしが一直線

③椎間板を守るための筋力

●インナーマッスルを鍛える
腹横筋や起立筋を鍛える
大臀筋中臀筋を鍛える
●散歩やウォーキング

④生活習慣で椎間板鵜を守る

●睡眠・睡眠で椎間板は水分吸収で回復
・仰向けで膝下に巻いたタオル
●体重のコントロール
・体重が1㎏増えると腰には3㎏位の負担
・重みで常に圧迫される
●冷え性にならないようにする
・血流低下は回復力も落ちる
・お腹、腰やお尻は冷やさない

椎間板のまとめ

①椎間板は背骨のクッション
②椎間板は髄核、線維輪、軟骨終板で構成
③姿勢や動作で椎間板の負担は大きく変わる
④椎間板ヘルニアは負担の積み重ねで起こる
⑤椎間板は神経を守る役割もある
⑥椎間板は正しい生活習慣で守れる

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イーバランス整体院院長

『資格:整体師』
整体師歴28年
〈略歴〉
1998年3月 ナショナル整体学院卒業
1988年4月 鍼灸整骨院勤務
2000年6月 整体院勤務
2010年1月 整体院勤務
2013年6月 イーバランス整体院開院
現在に至る
志木駅東口イーバランス整体院は骨盤矯正や骨格矯正で腰痛や肩こりを改善します。特に産後の骨盤矯正は好評です。

『皆様の症状を親身に考え心を込めて整体や骨盤矯正を致します』お気軽にご相談下さい。

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