
7カ月になる子供を保育園に預けて仕事復帰しました。ところが、授乳する回数が減ってから、体のだるさやおっぱいの張りがあります。授乳する回数が減ると体に変化が出てくるのでしょうか?というご相談です。
授乳回数が減ると体に影響
授乳回数が減少すること自体がお母さんの健康に悪影響を及ぼすことはありません。
ただし、授乳による水分やミネラルの消費量がこれまでより少し減少しますので、塩分や水分の摂取量が多すぎると浮腫が出て体調に影響を及ぼす可能性があります。特に塩分のとりすぎには注意しましょう。

授乳回数が減ると乳汁がうっ滞
また授乳回数が減ると乳汁がうっ滞する傾向があり、その結果乳房の張りを自覚することはあるでしょう。
張りがひどい場合は乳腺炎にならないようにタオルなどで包んだ保冷材などで冷やすといった処置をすることが望ましいでしょう。

授乳回数と体調について
授乳回数が減ることが体調に悪影響を及ぼすかどうかは、具体的な状況や個人の体質によって異なります。
ただし、一般的には授乳は赤ちゃんにとって重要な栄養源であり、母親の体調にも関係しています。
骨密度にも影響があります
授乳は赤ちゃんに必要な栄養素を提供するだけでなく、母親の体内のホルモンバランスや骨密度などにも影響を与えます。
授乳中の母親は体内のカルシウムや鉄などの栄養素を赤ちゃんに供給するため、自身の栄養摂取にも気を配る必要があります。授乳回数が減ると、栄養素の需要と供給がバランスを欠く可能性があります。

ホルモンバランスにも影響
また、授乳は母親の体内のホルモンバランスにも影響を及ぼします。授乳中は、プロラクチンと呼ばれるホルモンが増え、母乳の分泌を促します。このホルモンはリラックス効果もあるため、授乳によってストレス軽減や心の安定がもたらされることもあります。
授乳回数が減ると、ホルモンバランスの変化が起こる可能性があり、それが体調に悪影響を及ぼすことがあります。

授乳回数の変化は個人差が
ただし、授乳回数が減ること自体が必ずしも体調に悪影響を及ぼすわけではありません。母乳以外の食物や栄養補助食品を摂取することで、十分な栄養を摂ることも可能です。また、授乳回数が減っても、母乳の分泌を維持するために、授乳の時間や方法を工夫することもできます。