いやいや期、魔の2歳児-0

幼児の時は何も話せず両親の思うように育ってきた我が子!
しかし言葉もだんだん話せてきて食事、お散歩、着替え、お風呂等何をやっても『いやいや』と駄々をこねる2歳くらの【いやいや期】…
丁度この時期の年齢が2歳くらいという事で【魔の2歳児】とも言われています。

育て方が悪かったのかと思い悩むママさんとパパさんも多いと思います。
わけのわからないイヤイヤ行動を延々と繰り返された時にはこちらのイライラもピークに達し、つい感情的になって叱りつけてしまうこともありますよね…

一生懸命考えても理解できないのは心や体に大きな負担やストレスがかかります。
そこでいやいや期、魔の2歳児になる原因と対応法を記述していきます。

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イヤイヤの度合いは、子どもや親の個性によってさまざま

ただ「何をするにもイヤイヤで、家を出るのに1時間もかかった」と嘆くママがいる一方で、「拍子抜けするくらいスムーズだった」と話すママがいるのも事実。この違いはどこからくるのだろうか?

「子どもの個性により、個人差が非常に大きいというのも、イヤイヤ期の特徴のひとつです。また、この時期の子どもと多くの時間を過ごすママが、子どもの発する言動をどう受け止めるかも、イヤイヤの程度に差が出る要因でもあると言われています。

子どもが「イヤイヤ」と取れる行動を起こしたとしても、それを「困ったイヤイヤ行動」と感じるか否かは、関わる大人の価値観にもよる。それは、ママやパパが育ってきた環境や受けてきた教育などのバックグラウンドが影響する面も多いそうです。

いやいや期の原因は?

2歳前後の子どもがさまざまな場面でイヤイヤすることがあると、これはイヤイヤ期なの?イヤイヤ期はなぜあるの?と悩むママもいるようです。子どものイヤイヤ期は、なぜ起こるのでしょうか。

厚生労働省の資料によると、1歳以上3歳未満児の頃は、自我が芽生え、強く自己主張することも多くなるようです。自分の思いや欲求を主張し、受け止めてもらう経験を重ねることで、他者を受け入れることができ始める一方、自分の思う通りにできず、もどかしい思いをしたり、寂しさや甘えたい気持ちが強くなって不安定になったりと、気持ちが揺れ動くこともあるとされています。

子どもが自己主張をするなかでイヤイヤすることが増え、ママたちには「イヤイヤ期」と呼ばれることもあるのかもしれません。最近では、ポジティブな言葉を使った「めばえ期」や「自分で期」などと呼ばれることもあるようです。

出典:保育所保育指針解説(P131)/厚生労働省

子どもがイヤイヤする理由

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子どもが、ママが言うことを受け入れてくれないときなど、なぜイヤイヤしているのかがわからず、困ることもあるかもしれません。子どものイヤイヤはなぜ起こるのか、ママたちが考える理由を聞いてみました。

気持ちがうまく伝えられない

「2歳になる前から、『帰りたくない』『食べたくない』など、イヤイヤすることが増えました。子どものイヤイヤ期がなぜあるのか考えると、自分の気持ちが言葉で伝えられないときにあるのかなと感じていました」(2歳児のママ)

1、2歳頃は、まだ言葉がうまく使えない場合もあるかもしれません。子どもは、自分の気持ちを伝えたくても、うまく伝えられずにイヤイヤすることもあるようです。

自我に芽生えてもやりたいのにできない

教えてもらったことや大人のまでをしてもうまくできない。
例えば「服のボタンをはめたくても、うまくできずに泣くことがありました。私が手伝おうとするとさらに泣いて嫌がるので、自分でできないことが悔しくてイヤイヤするのかなと感じました」(3歳児のママ)

自分でやってみたいけど、うまくできないことがもどかしくて泣くと感じるママもいるようです。自分でやりたいと思っていることは、大人が手伝うことに対してもイヤイヤすることがあるかもしれません。

今はやりたくない

「夢中になって遊んでいる息子に、『ご飯の時間だからお片づけしよう』と声をかけると嫌がり困っています。遊びを中断されたことが嫌だったようです」(2歳児のママ)

自分のやりたいことに集中していると、中断されたことでイヤイヤする子どももいるようです。まだこれをしていたい、それはやりたくないという気持ちからイヤイヤすることもあるのかもしれません。

自分の要求を言葉でうまく表現できない

「言葉が未発達で要求をうまく伝えられず、自分が何を求めているのかも自覚できず、モヤモヤしているのです」

ママの気を引いて甘えたい

「まだまだ甘えん坊な赤ちゃん。ママの気を引きたくて、気まぐれでイヤイヤすることも多いです」

自己の芽生え・自己主張

イヤイヤ期(第一次反抗期)は自己の発達によってもたらされると言われています。

人は生まれたばかりの頃、自分と他者との区別がついていません。それこそ自分の手や足でさえ「自分のもの」という認識がありませんからね。うちの子も赤ちゃんの頃に自分の手を「なんだこれ?」といった感じで不思議そうに見つめていることがよくありました。いわゆるハンド・リガード(Hand-regard)というやつです。

自分の体でさえきちんと認識できていないそんな状態から少しずつ自分自身が親や周囲の人間と異なる存在であると認識し始め(自己の芽生え)、さらに自分の欲求や意志を他人の前で主張できるようになります(自己主張)。

そして、自分の思い通りにしたいという欲求や意志を妨げられたと幼児が感じれば、抵抗したり拒否したりします。こういった行動が親・保護者の目には「イヤイヤ」として映るわけです。

よくよく考えれば、「イヤ!」と行動で示すことができるというのはつまり「〇〇したい」という欲求があるからこそですものね。

そういった意志表示は、自己がしっかりと成長してきている証拠だと言うことができます。

いやいや期や魔の2歳児の対応方法は?

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成長に大切な時期と分かっていても、毎日続くイヤイヤ攻撃。「ママのごはん美味しくない」との言葉に対し「じゃあ、もう作ってあげないから!」などと、つい声を荒らげてしまい、大人気なかったと後から後悔するママも多いでしょう。

重要なのは、お互いに気持ちが落ち着いてから「あの時は大声出してごめんね。本当はお母さん、ごはん食べてもらえなくて寂しかったのよ」と自分の気持ちや怒った理由を伝えることだという。

「感情に任せて大声で言ったことは伝わらなくても、落ち着いて話した本当の気持ちは子どもも分かってくれますよ」と西村先生。お互い感情が落ち着いてから対話をすることで、子どもも「自分が落ち着いたら話を聞いてもらえるんだ」と理解し、感情のコントロール法も少しずつ学んでゆくことができるという。

また、子どもの要求を理解して受け止め、親が言葉に出して伝えてあげることも大切。「これがやりたかったんだね」「こう言いたかったんだね」と簡単な言葉で伝えてあげると、子どもは「自分の気持ちはこの人に理解してもらえる」という安心感が得られるという。 しかし要求を「受け止める」ことと「叶える」ことは別物。「これで遊びたかったんだね。でも、今はねんねの時間だから明日またやろうね」というように、子どもの気持ちは受け止めつつも、どうしても譲れないルールなら行動を制限することも重要だという。

毎日のイヤイヤも、理由やメカニズムを知ればママ・パパの気持ちも少し和らぐ。子ども自身も毎日沢山の「悔しい!」に直面するこの時期。親子で落ち着いて話す時間を増やし、「やりたい!」の気持ちに寄り添うことで、子どもの心と体の成長を支えたい。