
心のレッスンの次は、出産のイメージトレーニングです。
いざ、赤ちゃんを産むとなると「陣痛ってどのぐらい痛いの」「難産でなければいいのに」「元気に産まれてきてくれるかな」と次々と心配が浮かんできます。
そんな時に限って周りから出産の怖い体験談を聞いてしまうと、ますます不安になることもあります。
今回はこの世に生まれようという生命の力についてお話しして行きます。
出産は人類の長い歴史の営みです
出産というのはこの世に「生まれよう!」という生命の偉大な力が知らされるドラマです。もちろん楽なことばかりではありません。辛いこともたくさんあるでしょう。
しかしそれでも人類何百万年という歴史の中で、この営みを続けてこれたのは、それを乗り越える力が母と子に備わっているからだし、それを上回る喜びや幸せがあったからだと思います。
そういう力が自分にも間違いなく備わっていることを、まず知っていただきたいと思います。

赤ちゃんとママを中心にした優しいお産
自宅出産がほとんどだった一昔前は、医療の手が行き届かず、母子が命を落とすリスクは大きなものでした。
一方で、お産はとても家庭的で尊い命を育む女性は、陣痛中も周りから守られ少しでも痛みを和らげてもらいながら、自分で生み出す行為をしていたという面もあったのです。
出産の大部分が病気や産院となった今も、あくまでも母親がお産の主人公として適切なサポートを受けることが大切だと思います。
そこで注目されているのがここ20年程で広まってきた、ソフロロジーやアクティブバースなどに代表される出産法です。「母親と赤ちゃんが一緒になって、自分のペースで出産する」という考え方で、そのための様々なヒントや方法を教えています。
女性の感性を大切にしそれを手助けしていく形をとるため、より静かでリラックスした優しいお産になると言われています。
