
妊娠すると、体の中では赤ちゃんを育むために様々な変化が起こっています。その一つがつわりです。
今回はつわりについて詳しく解説していきます。
つわりの原因とは
原因はホルモンの変化といわれていますが、一般的には妊娠4ヶ月ぐらいになると、体も慣れて少しずつ楽になる人が多いようです。
つわりは全くなかったという人もいれば、長い期間続いたという人もいます。 食べると吐いてしまう「吐きつわり」もあれば、何か口に入れてないと気持ちが悪くなる「食べづわり」もあります。外出や仕事をしていた方が、気分転換になることが多いようですが、それがかえって苦痛になる人もいます。
人それぞれ違うからこそ、まずは自分の体の声に耳を傾けて下さい。つわりがひどいのは「無理をしないで」という身体からのサインかもしれません。
酸っぱいものや水気の多い物ばかり食べたくなるのは、今はそういったものを体が欲しているからと考えても良いでしょう。

つわりを乗り切るためには
つわりの間は、1日何度もしっかりした食事にとらわれる必要はありません。水分や食事は少量をこまめに摂ることが大切です。例えば小さなおにぎりを作っておき、食べられる時に口にするのも良いでしょう。(ただし水分も受け付けず体重が減るような場合は必ず病院を受診したほうがよろしいでしょう)
つわりの手当て方法としては、体を温めるのが基本です。温湿布や半身浴などが勧められますが、とにかく冷えは良くないので、体(特に下半身)を温め、状態を整えることで少しずつ楽になっていきます。
つわりが続く場合は体を冷やす飲み物や食べ物、服装も見直してみましょう。夏に収穫されるものや、暖かい海外の野菜や果物(キュウリやトマト、ナス、スイカ、バナナ)飲み物では麦茶などは一般的に体を冷やす作用があります。
その他は手のひらや手の甲、足の裏を揉んで体温のばらつきを調節したり、刺激したりする指圧方もあります。

つわり時期は休息と睡眠が必要
この時期の「眠い」「だるい」「熱っぽい」というのもつわりの一種であることが多いです。ひとつの命を育むために、体は急激な変化を遂げているのですから、妊娠初期の体が辛いうちはゴロゴロしていて構いません。それだけ休息と睡眠が必要だということです。決して怠けているわけではないので、周りの人にも事情を伝えておきましょう。

つわりの時期は会社にも協力
仕事を続けている女性は、会社に申請すれば、妊娠検診を受けるのに時間外労働や重労働の免除、満員電車を避けるための時差通勤なども希望できます。
職場の環境に応じて話し合うのがいいと思います。うまく伝わらない時は、医師からの指導を的確に職場に伝えるための「母性健康管理指導事項連絡カード」を書いてもらいましょう。



