筋肉再生

生物は常に新しい環境に適応しないと生き残れません。それは筋肉も同じです。

環境が過酷になると、それに適用するように機能を強くしていくというメカニズムが働きます。

筋肉太くする

筋肉はどうして太くならなければいけないのか?

筋肉は他の細胞と比べてもその能力が高く、しかも早くおこります。強いストレスをかけると、それに抵抗するように太くなります。どうして太くならなければいけないのか?

それは筋肉が出す力は筋肉の断面積に比例するからです。筋繊維の周りには筋線維を補修する小さな『筋サテライト細胞(衛生細胞)』というものが張り付いています。

筋線維の本体に何か問題があると、その筋サテライト細胞が増殖して、壊れた部分を埋めるように新しい筋線維を作る働きをします。

完全にブチッと切れて筋繊維が死んでしまった時は、筋サテライト細胞がさらに上昇して、新しい筋線維を作ります。これを『筋肉線維』の再生と言います。

筋細胞復活

筋サテライト細胞は活躍するのは?

筋サテライト細胞が活躍するのは、必ずしも筋肉が傷ついた時だけではありません。

激しく運動した時も、筋繊維から SOS を告げる成長因子という物質が分泌され、筋サテライト細胞が増殖します。そしてベタベタと融合して筋線維を太くするのです。

筋肉が大きくなるが先?筋線維が増えるのが先?

筋肉が大きくなるということは、一つ一つの筋繊維が太くなるだけなのか?それとも筋線維の数が増えるのか?その結論はまだ出ていません。

筋サテライト細胞には新しい筋線維を作る能力がありますので、一本一本の筋線維を太くすると同時に、新しい筋線維も作られていくという説もあります。

筋肉太くする

一つの筋肉にたくさんの筋線維が存在

筋繊維の数は上腕二頭筋だけでも何万本もあり、それが100本増えたか同かを測定するのはきわめて難しいです。今のところ筋肉が強くなるメジャーな要因は一本一本の筋繊維が太くなるからというのが定説になっています。