
イーバランス整体の患者さんで産後7ヶ月になる赤ちゃんがいるママさんのお悩みです。
もともと貧血気味でしたが、出産後はめまいや、立ちくらみに悩まされているそうです。内科を受診したところ、鉄欠乏貧血だと言われたそうです。
もう一人 続けてみたいと思っているのですが、貧血があっても大丈夫でしょうか? また貧血を治すための日頃から気を付ける事を教えて下さいという相談です。
今回は産後の貧血の原因と改善方法をお話ししていきます。
産後の貧血の原因は
貧血は様々な原因で起こり、治療法もその原因によって異なりますが、女性に最も多いのは赤血球の成分の一つである鉄が不足するために起こる「鉄欠乏症貧血」が多いです。
食事で十分に鉄分を摂取できなかったり、子宮筋腫などのため月経量が増加してる場合がよくみられるますが、妊娠中は赤ちゃんの成長に大量の鉄が必要なため、日頃貧血ではなかった方も貧血になることが珍しくはありません。

産後の貧血は3割もいるそうです
妊婦外来に通院中の妊婦さんの3割ぐらいは鉄剤の内服治療を受けています。現在すでに貧血であれば、食生活に偏りはないか、あるいは月経時の出血量が異常に多くないかチェックするとともに、次の妊娠前にきちんと治療しておくことが大切です。

産後の貧血の改善方法
食事の内容に鉄分の豊富なもの(ほうれん草、レバー)などを取り入れることが基本ですが、食事だけではなかなか回復しないことが多いのです。
その場合は、鉄剤(内科で処方してもらえます) の内服を1から2ヶ月続け、血液検査の値が正常になったあと食事で維持するようになさった方がよろしいでしょう。
また、胃腸が弱く、鉄材の内服ができない時は、週に1~2回のペースで、鉄材の注射を数回行うこともあります。
