ストレスを溜めない育児

私は「プロ!」と自信を持って育児をしましょう

その道のプロの人、肩書きがある人が語ると、もっともらしく感じられる現象を心理学では「ハロー効果」と言います。このハロー効果は、育児にも活用することができます。

突然ですが質問です。「子供のプロは誰だと思いますか?」育児書やテレビで見かける専門家を思い浮かべたでしょうか?では、もう一問…「あなたのお子さんのプロは誰ですか?」そうです!それはあなたなのです。

どんな育児専門家も、その子のママにはかないません。あなた以上に、あなたのお子さんのことを知り抜いてる人はいないのですから「私以上にその子のことを理解している人間はいない」というママさんの自信は「ハロー効果」を生み出し、子どもを引きつけるパワーになります。

子供が言うことを聞かない時は、毅然とした態度で対応しましょう!と専門家が勧めるのも、ママの自信のあるる姿が子供を動かす力があるからこそです。冷静で真剣な姿勢に、子供もママは正しい事を言ってると素直に受け入れられるのです。

お子さんにとって世界一の専門家は必ずママさんなのです。その「自信と信念がママを輝かせます」。そのことを、お子さんのためにも忘れないでくださいね。

自信を持って育児

子育ては自分なりの「育児軸」を持ちましょう

自信を持ってる人は、行動に一貫性があります。なぜなら、自分の中に一本の軸があって、それを信じて行動しているからです。だから周りの人たちもついてくるのです。育児も同じです。自分なりの育児方針(育児軸)があると、それを基に良し悪しの判断ができるので、自然と一貫性のある育児ができるようになります。

「3歳まではママとべったり過ごすべき」と考えてるママさんと、「ママオンリーだと、この子が外を見るチャンスがなくなってしまう」と考えるママさんでは、子供に対する接し方が変わってきますよね?それぞれのママが持つ方針ですから、どちらが正しい間違っているというのはありません。

ただし、接し方をコロコロ変えてしまうと、子供も動揺してしまいます。育児、子育てにおいて大切なものは、ブレないことなのです。自分はというママでありたいのか、育児、子育てにおいて何も大事にしたいのか、それを基に軸を定め、対応することで余計な迷いや不安が減り、自信が芽生えてきます。「自分なりの育児軸」を定めておきましょう。

自分が目指す育児、子育て方向を見つけ出しましょう

育児軸をしっかりさせたい時は、自分の心を知ることが大切です。一人になる時間を使って、次の4つの質問を自分自身に問いかけてください。

1・私が育児で「ここだけはこだわりたい事」って何だろう?
例:「食事だけは手を抜かない」「家事よりも笑顔でいられることを優先」など

2・ 逆に育児で「これだけはやりたくない事」って何でしょう?
例: 「絶対に手をあげない」「ダラダラした生活」「テレビに子守をさせること」など

3・私は「どんなママ」でありたい?
例: 「話を聞いてあげられる」「悪いことは、悪いとしっかり叱れるママ」など

4・「どんな子」に育ってほしい?
例: 「自立した子」「協調性のある子」「優しい子」など

この4つの質問に答えていくことで、自分が育児、子育てにおいて、何を大事にしているかがわかります。それがあなたの育児軸となります。常に優先すべきことです。育児に求めるものは、人それぞれです。100人のママさんがいれば100通りの育児があって当然です。

周りに何か言われても、テレビからさまざまな育児情報が聞こえてきても、すぐに飛びつく必要はありません。それら、一つ一つが正しい情報であったとしても、育児はトータルで見て考えるものなのです。

「あなたの育児軸」というフィルターを通して、それが「あなたにとって大切なものかそうでないものかを判断」しましょう。育児でのブレをなくすための秘訣です。

育児、子育てのストレスはごまかさないように!

子育てのストレスはごまかさない

育児、子育てにはストレスはつきものです。皆さんも、美味しいものを食べに出かけたり、体を動かしたり、映画を見たりなど溜まったストレスの解消法をお持ちかもしれませんね。

これですっかりリセットできればいいのですが、数日するとストレスが溜まってきてしまった…こんな経験はないでしょうか?なぜこんなことが起こるのかと言うと、ストレスの根本的な原因が奥深くに潜んでいて、しっかり根っこまで取り除くことができないからです。

ストレスは厄介なことに
①子供達が言うことを聞かず育児が間違っているのではと不安になった

②そのことについて考えると眠れなくなった

③寝不足で昼間もイライラしている

④食器を割ってしまった。さらにイライラ…

このように 、主原因である①が②を引き越し、②が③を引き起こし、③が④を起こしというドミノのような連鎖になっています。ですから、 ③や④を癒しても根っこである①が消滅しない限り、またすぐに悪い連鎖が始まってしまうというわけです。

ママ友とお茶をしてストレス解消したはずなのに、家に帰ってきたらまたストレスが戻ってきたなんていうのは、まさにその典型的な例です。今抱えているストレスの原因、根っこは何なのかを確認し、そこを根絶するのが大切なのです。

先ほどの例えだと、育児への漠然とした不安感を完全に取り除くための手立てをする事が、究極のストレスマネジメントになります。ストレスは逃げてもなくなりません。ごまかさず、向き合うことを心がけましょう。

子育てのストレスはごまかさない2

「何とかなる」と自分に言い聞かせるのがポイント!

実は、ストレスの根っこの大半は心の中の「不安感」か「恐怖心」であることが研究などから分かっています。つまり、不安感、恐怖心を起こさないように気をつければ、自然とストレスは激減するというわけです。不安感、恐怖心が発生するルートは主に2つあります。

1・何かやるべきことを前にした時、「私は無理」「絶対失敗する」と自分を低く見てしまうことで、不安、恐怖心を引き起こすパターン…

2・逆に、「やるなら完璧にやらなきゃ」と気負うことで、「もし失敗したらどうしよう」という焦りが出て、不安、恐怖を出すパターン…

「できない」と後ろ向きに考えるのも、「完璧にやろう」とはりきすぎるのも、不安や恐怖心を引き起こし、ストレスを感じてしまうというわけです。ストレスになりにくく、力が発揮できるのは「8割ならできるできる」くらいがちょうどいいです!

「完璧とは言わないけれどなんとかやれそうだ」のスタンスでいれば、ストレスが溜まりにくくなると言われています。ちなみにプレッシャーに強い人は能力以上に、その発想が長けているとのことです。自己暗示の力は侮れませんね!

「ちょっと無理かも」と思いそうになったら、すかさず「何とかなれば、やれるはず」と自分に言い聞かせ、信じ込ませ(自己暗示」してしまいましょう。ストレスが格段に減ることで、更なるパワーも生まれ、これまでできなかったことも、できるようになるかもしれませんよ。

何とかなると自分に言い聞かせる

つらい時は、もっとつらかった時を思い出す

デパートで10万円ぐらいの洋服を見た後に1万円の洋服を見たら、なんだかとても安く感じたなんて経験はありませんか?ママ友と出かけたレストランで700円のランチセット1000円のランチセットがあったら、1000円のセットは高く感じられるでしょう。でも、この時1800円のランチセットがあったら、1000円のセットもさほど高くないような気がするのではないのでしょうか?これを心理学では「コントラスト効果」といいます。

人間の判断には曖昧なところがあります。そのため、比較対象に何を持ってくるかで、同じものであっても見え方感じ方が違ってくるのです。育児は楽しいことばかりとは言えません辛いことも時にはあります。特に、新生児時代のママさんは慢性の睡眠不足に加え、神経も張り詰めっぱなしです。まさに24時間休みなしの状態です。

「どうして私ばっかり辛い思いをしなきゃいけないの?」と文句の一つや二つ言いたくなる気持ちはとてもよくわかります。でも、「つらい、つらい」と言ってるだけでは何も変わらないままです。周囲にすぐ頼れる状況であればいいのですが、なかなかそうもいかないですよね。そんな時に頼れるのはやはり「自分自身」です。

コントラスト効果を使って気持ちをコントロールすることで、辛い気持ちから自分を解放してあげることができ、少しでもストレスを軽減することができます。

つらい時は、もっとつらかった時を思い出す

自分自身の強さを信じましょう!

「精神的につらいな」と感じた時、その気持ちに正面から向き合ってしまうと、その辛い状況にどっぷり浸かってしまい、更に辛くなってしまったり、苦しくなってしまったりします。 人はマイナスな気持ちになると、弱くなってしまうからです。「辛いなぁ~」「苦しいなぁ~」と感じた時は、これまでにあなたが乗り越えてきた、もっとつらかったことを思い出してみてください。

妊娠前、妊娠中、出産時、初めての育児…。振り返れば「あの時はつらかったなぁ~」、「でも、よく頑張ったな」「よくあれを乗り越えられたなぁ~」「なんとかなるもんだわ」という思い出がいくつかあると思います。そしてその思い出には必ずその辛いことを乗り越えてきた強い自分がいます。

そう!あなたは強いのですが、その強さで心にある弱さを覆うことで、「今回だって大丈夫!」と自分を信じることができるようになります。頭の中でフワッと広げた大きな布で、心を包む様子をイメージすると「封じ込めたぞ!」という実感がさらに湧き、効果も高まりますよ。

人間はたくましい生き物で、何とかなると思い込むと、実際に何とかなるし、私は強いと自分を認めてあげると、何度も乗り越えてしまうくらいのパワーが出てきます。辛いことを乗り越えたら、それはあなたの糧になっていきます。そして1年後2年後また辛くなった時に、今乗り越えられたことを思い出すことで、また復活できるのです。

「辛いかも」と思ったら以前の強い自分を思い出し自分の力を信じてあげてください。そうすれば必ず乗り越えることが出来るでしょう! 

自分自身の強さを信じましょう

毎日パワーチャージしていいスタートを切る

朝、悪い話を聞いたために、その日1日、そのことを引きずってしまうことはありませんか?1日のスタートになる朝の時間をどう過ごすかで、その日の気分や、やる気は大きく左右されます。毎朝、心を生き生きとさせるケアをしていきましょう。

次のような習慣はママさんのストレスやイライラを押さえるのにお勧めの方法です。

・窓を開けて朝日を浴び外の新鮮な空気を吸う
・元気になれる音楽を聴きながら、朝ごはんの支度をする
・子供に笑顔で「おはよう、今日も楽しい日にしようね」という
・体に良さそうなビタミンたっぷりのジュースを手作りする…など。

毎朝をポジティブに始められたら、その日は明るい気分で過ごせます。ポイントは毎朝、力まずにできることを習慣にすることです。忙しい朝でも気負わずできるいうことになれば、どんなに良い習慣であっても続けられなくなってしまいます。大切なのは続けることなのです。

毎晩、心のゴミを捨てて、いいゴールにししましょう

心に溜まってしまったゴミは、その日に取り除きましょう。 ママさんの大事な習慣です。寝る前に、気持ちよく過ごせる時間をちょっとでも良いので作るようにしましょう。

・ バラエティ番組を見て大笑いする(笑うことは心をポジティブにする効果があります)
・ハーブティーを飲んで心身ともにリラックスします
・その日の嬉しかったこと楽しかったことを思い出し日記に書き留める
・子供の寝顔に「ありがとう、大好きだよ」という… など

心を曇らせないためには、1週間に1回の大きなリラックスタイムより、1日2回の「ちょっとケア」が効果的です。朝晩1回ずつ気持ちをリセットし、まめに心をクリーニングしていきましょう。

心身ともにリラックス

自分に起きたことを「あえて引いてみる習慣」を

以前テレビを見ていたら、突然どアップでライオンの迫力ある顔が画面いっぱいに広がり、「ガオー」と雄叫びをあげ、テレビだとわかっているのに、その迫力に怯んでしまったことがありました。ところが、その数日後テレビCMでライオンを見たのですが、全身が画面の片隅に写っているだけだったので、雄叫びをされても全く怖くはありませんでした。

私たちの日常でも、これと同じようなことが起きています。何か嫌なことが起きた時に、どアップ、つまり大げさにとらえてしまうと、とてつもなく高い壁、乗り越えられそうにない障害物、に思えてきます。これを「ズームイン効果」といいます。反対に、全体を見渡せるように引いた見方をすると、冷静に判断ができるようになります。これを「ズームアウト」効果といいます。同じ出来事でも、見方によって状況は変わって見れるものなのです。

例えば明日までに、10ページの作文を書きなさいと言われたらどう思いますか?「こんなの無理だよ」「どうしよう」などと「プレッシャーに感じると」作文はストレスでしかなくなります。「あと数時間しかないけど、やれるだけやろう」とか「チャレンジするぞ!」と取るかで、むしろやりがいに変わりませんか?

あえて、ぐっと引いて物事を見る習慣をつけることで、心が安定していられるようになります。不安や怒りなどの嫌な感情がぐっと減る効果もあるのです。常に「ズームイン・ズームアウト」を意識する習慣は、まさにママさんにうってつけなのです。

いい事は大きく、悪いことは小さく捉えましょう

日常で起きていることは「そのほとんどが、さほどたいしたことではない」とあえて引いて考えると、驚くほど心穏やかにいられます。捉え方次第で大事にも小言にもなりうるのは、積極的に「ズームアウト効果」を狙っていきましょう。

・ 子供がトイレトレーニング中に、パンツを濡らしてしまった時
・街中で声をかけた時、ママ友にさらっと無視されてしまった時…

イライラしたり、悲しかったりしますよね。

でも、引くことで次のように見えてきます。「まだトイレトレーニング中なんだから、ちょっと濡れるくらい当たり前よね」「これくらいで済んだのだから、それで良しとしなくっちゃ」

「ママ友は急いでいたみたいだったし、私のことを見ているようで気づいていなかったのかも」「忙しい時はお互い様だから、気にしない、気にしない」

さらに、言葉には気持ちを動かす効果があるので、あえて「大丈夫、大丈夫」と声に出して言うと効果的です。例えば予定が立て込んでいる日の朝は、「今日は忙しくなりそうだけれど、このぐらい大丈夫、何とかなる!」と自分で宣言してしまうと、実際に1日が手際よく進んでいきます。

フランス人の口癖の一つに、「セ・パ・グラーヴ」というものがあります。「大したことないよー」という意味のラテンの国らしい楽観的なフレーズですが、ママさんにとっては心を軽くする魔法の言葉です。呪文のように口ずさむのもオススメです。

反対に「良い事が起きた時は、思いっきりズームイン」してハッピーな気持ちにどっぷり浸ってしまいましょう。「いいことは大きく捉え悪いことは小さく捉えましょう」この心理ルールは、「ママさんの気持ちを前向きにするには効果抜群」です。

いいものを見て、いいものを聞く習慣

いいものを見て、いいものを聞く習慣を

私たちは、目にするもの、耳にするものに感化されます。本を読むと心が動かされます。いい音楽を聴いても心が踊り、楽しい気持ちになります。素敵な人を見るとその人のようになりたいと、その立ち振る舞いを真似したくなります。これを「感化力」と言います。

ポジティブな人と話をし、ポジティブな環境に身を置くと、「自ずと質のいい感化」が起こり、自分も前向きな気持ちになります。逆もまた然りです。だったら、いいかん感化を受けた方がいいですよね。自から環境を整えようとする気持ちがあるのとないのとでは、先々が違ってきます。

フランスの輝いているママさんは、いいものを見たり、聞いたりすることに貪欲です。人間関係も同じです。あの人と話したいなと思ったら、アプローチしていきます。だからますます輝いていくのです。

自分にとっていいもの、時間、人間に囲まれるのがポイント!

いいものとは何も高級なものとか、世の中で認められたものばかりではありません。あなたが話していて、居心地のいい人はあなたにいい影響をくれる相手ですし、見ていて気持ちがいい、聞いていて心地の良いものはプラスに作用します。また、日々の生活の中に気持ちの良い状態を取り込むことも、私たちの心を豊かにしてくれます。

・きちんとお片付けられた本棚
・チリひとつ落ちていない、ピカピカの床
・窓辺に飾った、真っ赤なガーベラの花
・黄色、オレンジ、赤の三色のパプリカのマリネ
・朝6時半に起き、冷たい水で顔を洗う習慣
・毎晩1時間の読書タイム…など。

大げさな事をしなくても、お金を使わなくても、ちょっとの工夫や気配りをするだけで、生活の質を高めることはできます。 ママさんが「あー気持ちいいー」をたくさん感じると、それは子供にも、パパにも届きます。なぜならママの笑顔が増えるからです。心地の良い時間、ものを見つけたらどんどん取り入れていきましょう。

いいもの、時間、人間に囲まれる

ママの習慣①ストレスをためない1 》
ママの習慣②ストレスをためない2 》
ママの習慣③上手な叱り方1 》
ママの習慣④上手な叱り方2 》
ママの習慣⑤上手な叱り方3 》
ママの習慣⑥上手なほめ方1 》
ママの習慣⑦上手なほめ方2 》
ママの習慣⑧上手なほめ方3 》