
母親の暖かい体内から始めて飛び出した未知の世界。この時期、赤ちゃんは外界に慣れるのに精一杯です。
もちろんママの方も初めて出会う赤ちゃんに戸惑うことがたくさんあるでしょうが、だんだんと慣れていくものです。
新生児期ってどんな時期?

生まれたばかりの赤ちゃんを新生児と呼びます。新生児と呼ぶのは、狭い意味では生まれたての一週間を、広い意味では生後1ヶ月までです。
この新生児期は、ママの体内から赤ちゃんが初めて外の世界に出て、栄養を取り始めるスタート時期となります。
まだまだ赤ちゃんの体もうまく機能したり、調節したりできないことが多いのです。
特に新生児は皮下脂肪もほとんどなく、体のサーモスタットもうまく働かないので体温の調節がとても苦手です。
暑すぎたり寒すぎたりしないように周りの大人が入りをしてあげましょう。
体の動きを支配する中枢神経もまだ未発達のため、に持っている原始的な反射もよく見られます。
例えば、ちょっと刺激を受けると両腕を広げて空をつかむような動作をしたり(モロー反射と言われます)、ママの指を手のひらにくっつけると、ぎゅっと握りしめたり(握り反射と言われます)、口の中に指を入れるとチューチュー吸い付いたり (吸てつ反射と言われます)

また、赤ちゃんの脇を抱えるとまるで歩くような仕草を見せたり(自動歩行と言われます)することもありますね。このような原始反射は、成長とともに消えていきます。

新生児期は体重が一時減ることもあります
新生児のほとんどは、2から3日まで徐々に体重が減ってきます。これは少しむくみが取れるダメで、生理的体重減少と呼ばれています。異常ではありませんから心配しなくて大丈夫です。
母乳が順調に出るようになれば、遅くとも一週間くらいで生まれた時の体重に戻ります。
その後は大体1日平均30から40 gの割合で増えてきます。 なかなか母乳が出ない時には、1日の体重の増え具合も少ないかもしれませんが、そんな時にも焦ってミルクを出したりせず、砂糖水など水分を与えながら少し様子を見ましょう。

日中寝ていることの多い毎日です
新生児の赤ちゃんは体内の時計にはまだ昼夜の区別が無く、おっぱいを欲しがって泣いたりする以外はほとんど一日中、眠ってばかりです。
お腹が空いて泣き、オムツを綺麗にしてもらい、おっぱいを飲むとやがてウトウトしてしまいます。一日中こんなことを繰り返しているのです。
中には「うちの子は眠っているより空いてる時間のほうが長い」とか「うちの子は早い時期から夜は5時間ぐらい起きない」という子もいます。結構個人差があるので心配しないようにしましょう。
尿を濃くする働きがまだ未熟この時期の赤ちゃんは、1日に10回以上のおしっこをします。
また、母乳で育っていればうんちの回数も多く、おむつを開けるたびにおしっこやうんちをしていることでしょう。
おむつが汚れたままだとかぶれの原因になりますのでおむつはこまめにチェックをしてください。

新生児の育て方まとめ
初めて赤ちゃんを産んだら、ママやパパ、そして赤ちゃんも初めてだらけです。
赤ちゃんの急な病気や思いもよらぬアクシデント…
慌てないで対応できるようにあらかじめいろんな育児の情報を収集しておくことが大事です。
一つ一つ経験してママ、パパとしてや赤ちゃんとしてのアップデートをしていきスキルアップしていきましょう。
