
おなかの中の赤ちゃんって、どんな様子なのでしょう。妊娠2ヶ月になると、米粒ぐらいだった赤ちゃんにも、内臓や目、口など器官が作られ始めます。3ヶ月にもなると、もう人間らしい顔つきになってきます。
最近は超音波検査が発達し、おなかの中で笑っているような顔や。指をくわえてる様子も見られるようになりました。目はまだ見えていませんが、妊娠7ヶ月ぐらいになると耳も聞こえるようになってきます。
今回はそんなお腹の中の赤ちゃんとママとで育む心の絆について紹介していきます。

いのちが教えてくれること
お腹に宿った「いのち」は、私たちに様々なことを教えてくれます。そういう意味では、なんで赤ちゃんが宿った時から、すでに子育ては始まっています。
「いつ生まれるか、誰が立ち会うか、それも生まれてくる命が選んでくる。そうとしか思えないケースがたくさんあった」と、経験豊かな助産師さんは言います。
例えば、お医者さんが来るのを見計らったかのようにして生まれてきた赤ちゃん。また、お父さんが立ち会えるのは土日しかないのよと言い聞かせていたら、土曜日の夜に突然、陣痛が始まり、日曜日の朝には父親にも見守られながら、元気な産声をあげていた、ということもあります。
おなかの赤ちゃんは分かっている

お腹の赤ちゃんは何も感じていない、頭で考えていないと思われがちですが、こういった話を聞くと、既に心の絆で結ばれているとしか思えないことがあります。
そういう目に見えない絆を感じるようになると、妊娠中の「いつもと違う」「何かおかしい」といった、ちょっとした変化も、赤ちゃんからのサインだと感じられるようになっています。
つわりがいつまでも続くのは、後で赤ちゃんが母体のストレスを教えてくれていると思えたり、お腹をよく蹴るのは、早く外に出たいと言ってるように感じたりです。
そして、そういったサインを受け止める母親の感覚は、これから出産・子育てをしていく上で、とても大切なことなのです。
赤ちゃんの性格は遺伝的なもの
このころの母親の心の持ち方一つで、子供の性格が決まってしまうとか、一生を左右するとかまでは考えなくていいです。性格形成の約半分は、生まれ持ったものです。
つまり、遺伝が関与しているという調査もあるのです。よほど強いストレスを、長期にかけて受けない限り、お腹の赤ちゃんにまで影響を及ぼすということは考えられません。
実際戦争中のような大変な時代に生まれた子供達も、今は 立派な大人になっています。

自分が納得できる出産を
まずは自分自身が、納得できるマタニティライフを過ごしているかどうかが大切なのではないのでしょうか?
普通の生活をしていれば、少々のストレスはつきものです。すでに上の子供がいれば、子育てでイライラすることもあるでしょう。時には夫婦喧嘩だって必要です。
妊娠というのは、女性にとってそれだけで大変なストレスなのですから、怒ったり、泣いたり、不安で落ち込んだりするのは当然です。
それを支える夫も、いつも明るく朗らかにいられるわけではありませんが、我慢して溜め込んでしまうよりは、たまには夫婦げんかや育児バトル大いに結構だと私は思います。



